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【中国旅行・山西省】古代中国の皇帝と関羽の故郷(8)

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2018年12月30日から2019年1月1日にかけて、山西省の臨汾市と運城市を旅しました。

前回は解州関帝廟を参拝しました。

中国旅行_山西省_解州関帝廟
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関羽の両親が祀られる農村の関帝廟

羊肉胡卜を食う

10時45分、解州関帝廟を後にしタクシーで常平関帝廟に向かい、11時頃、常平関帝廟前に到着しました。解州関帝廟と常平関帝廟は約10キロです。

近くに食堂がありましたので参拝の前に昼食といきましょう。

「羊肉胡卜(ヤンロウ・フーブォ)」。運城の名物のひとつです。

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一見ふつうの麺に見えますが、ちょっと違います。

「胡卜(フーブォ)」とは、

  1. 小麦粉と水(と塩)を混ぜてこねたものを延ばす
  2. 油を引いた鉄鍋(フライパン)で表面に焼き色をつける
  3. 細切りにしてスープと一緒に茹でる

要は、麺を作る手順に②を足したものです。

良く言えば素朴な味わいですが、個人的にはそんなに美味しいと思えないものです。②をしたことにより表面が固くなり、茹でるとボソボソした食感になってしまうのです。

お米があまり採れない中国の北方では(陝西省や甘粛省なども含めて)、小麦粉をこねて素焼きにした「餅(饼:ビン)」「馍(モ)」が麺と並んで主食のひとつとなっています。

思うに胡卜は、食物の保存に難儀した時代、冬場に余ったビンを「他の食べ方ができないものか」と編み出されたアイデアなのではないかと。

すなわち、胡卜とは過酷な環境に生きる人々が食を楽しむために工夫をこらした末の産物である、と勝手に想像しています。

常平関帝廟

話が脱線してしまいました。常平関帝廟を参拝しましょう。

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関帝廟の前には占い師の机が並んでいました。

左のおじさんの視線を感じましたが、素通りしました。おじさん、おれがどこから来たか当ててみよ。

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「常平関帝廟」は隋代、解州関帝廟と同時期の創建とされています。

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関羽の父母を祀った塔

金代(1177年)に建てられたこの塔は、関羽の父母を祀ったもので、なんでも井戸の上に建てたということから「井塔」と呼ばれているそうです。

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廟内には他にも関羽を祀った「崇寧殿」「聖祖殿」、奥さんを祀った「娘娘殿」、関羽の子である関興、関平の2人を祀った「太子殿」などがあります。

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崇寧殿。たくさんのお線香が焚かれており、参拝者の多さを物語っています。

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聖祖殿。

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やはり額がいい

こちらの関帝廟でも印象的な額の数々を拝見することができました。

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鐘楼。

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農村の関帝廟は多くの人で賑わっておりました。

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次回、でっかい関羽の像を見に行きます。

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