楽山大仏
わたしの住む西安と四川省の省都成都市をつなぐ高速鉄道が開通しましたので、早速乗ってまいりました。
西成高鉄(Xi’an-Chengdu High-Speed Railway)は陝西省西安市と四川省成都市を約3時間半から4時間半で結ぶ高速鉄道です。途中、陝西省漢中市、四川省広元市、綿陽市などの主要都市を経由します。
Baidu百科から引用
西安北駅の正面口です。西安市内を南北に結ぶ西安地下鉄2号線の北の終点になります。
周囲には特に何もありませんが、ひとつご紹介するなら、咸陽西安国際空港へのシャトルバスが、駅を出て正面右寄りのバス停から出ています。シャトルバスは市内からもたくさん出ていますが、市内の交通渋滞を避けたい場合は、こちらのバス停からのご利用が便利です。空港まで30分かかりません。
話しがそれました。
西安北駅は高速鉄道専用の駅です。
駅構内に入るゲートに切符をかざすと顔認証のチェックがあります。しかし外国人には対応していないのでわたしは有人ゲートから通過します。
特に遅延なく改札が始まり、乗車します。わたしの乗車するD1945は西安北駅を17:23発車、成都東駅に21:43に到着します。西安―成都の2等席は264元(4596円くらい)です。
成都に到着し、すでに22時近い時間ですから宿に直行いたしました。
今回泊まったのはこちらの宿です。
だいぶ古めの小区の1室をユースホステルに改造した宿です。清潔感はだいぶイマイチですが、その代わり1泊20元という破格の安さでありました。2泊させていただきました。
翌朝起きてバスターミナルへ行き、10時10分発の「楽山大仏」行きの券を購入。53元。
バスじゃなくてワゴンタイプの自動車でした。助手席に座れたので快適でした。
正午過ぎに楽山大仏近くの「東方佛都」という遺跡の前で停車。この車はどうやらこの遺跡が雇っている客引きだったようで、この遺跡を見学するよう勧められますが、楽山大仏とは入場券が違うのでここは無視してまずは食事です。
「西坝豆腐」です。ピリ辛のタレで豆腐を肉や野菜と炒めたものです。ご飯がでっかいボールやお櫃で出されるのは四川の食堂の醍醐味で、これを見ると、「ああ、四川に来たんだな」という実感が持てます。
楽山大仏の入場券は90元です。
まずは山登りです。
楽山は郭沫若の出身地なので、楽山大仏にも彼ゆかり展示があります。
凌雲寺の仏像はみなキンキラキンです。楽山大仏マネーによるものでしょう。
楽山大仏の頭です!
楽山大仏は唐代に海通さんという僧が楽山を流れる大河「岷江」の氾濫を静めるために皇帝に願い出て建設が始まりました。
楽山大仏を下から見上げるための行列がすごいです。わたしは諦めました。
漁村と呼ばれるストリートで食事やお土産を物色できます。
楽山大仏を出て、少しはずれにある遊覧船乗り場へ。モーターボートから楽山大仏を眺めます。遊覧船もモーターボートも料金は70元です。
気が済んだので成都に戻ります。
バスターミナルからバスは16時半に出発し、成都に戻ったのは19時。食堂で麻婆豆腐を食べて、少し街をぶらぶらして宿に戻って寝ました。今日大晦日だったんですけどね。別にいいんです。
次の日の9時の高速鉄道で西安に戻りました。成都でもうちょっと武侯祠見学などしたかったのですが、それはまたの機会に。