日帰りで西安近郊の周至県に行ってきました。
周至県は西安の西南に位置し、「戸県軟麺(フーシェンルアンメン)」で有名な(誰も知らないか)戸県のすぐ南です。
周至県には何がある?
- 終南山古楼観景区
- 延生観
- 化女泉
- 趙公明財神廟
- 楼観台
周至県は道教の聖地のひとつ「楼観台(ロウグアンタイ)」があることで有名です。
終南山にある楼観台は老子が「道徳経」を著した場所として知られており、老子の教えが強く影響している道教の聖地のひとつとして位置づけられ、「天下第一福地」とか「道教祖庭」、「道源仙都」などと呼ばれています。
他にも、終南山古楼観景区や商売の神様「趙公明」を祀った趙公明財神廟は近年、集客を見込んで多額の投資がされているようです。
西安市内からは、道路事情にもよりますが、路線バスなら約2時間、高速バスなら1時間弱で行けます。
■路線バスの利用 环山1号线
始発「大雁塔」から終点「楼観台」まで12元。
下の画像の小さい〇は停留所を示しますが、西安市街を抜けてからは乗降者がいない限り停車しません。すなわち途中で降りたいときは「下!(シャー!、降りるよ!)」と叫ぶなど自己主張が強く求められます。
発車時刻が決まっていますので、乗り遅れないようにしましょう。
西安市内の各所に停車しますが、発車時刻が固定されているため、始発の大雁塔からの乗車が時間を読みやすくオススメです。
時刻表とどんな停留所で停まるか知りたい方は百度地図で調べてみてください。
「西安 环山1号线」などと検索すれば表示されるかと思います。
時刻表を見るとわかりますが、西安→楼観台行きは午前中のみの発車です。
逆に、周至県→西安に戻るバスは午後からの発車です。
西安からの周遊を目的とした路線バスであることがわかります。
■高速バスの利用
「西安」⇔「楼観台」:「西安市汽车站」から乗車 19元
(西安行きの料金です。もしかしたら楼観台行きの価格は異なるかもしれません)
ここはビルに囲まれた場所にあるので、ちょっとわかりにくいです。
大型バスが出入りしているのが目印になるかもしれません。
大雁塔から「环山1号线」に乗車
朝8時少し前に大雁塔に。
事前の情報通り所定のバス停から「楼観台」行きの路線バスが発車しました。
途中いくつかの停留所で停車し、国道に出るとひたすら西へ。
10時ころ周至県に到着。
「道教の街」というような意味の看板が掲げられています。
バスは終南山古楼観景区の目の前で停車。早速見学していきましょう。
前編はここまで。中編に続きます!