2012年9月9日から17日の期間で、中国の河南省と北京を旅行しました。
この記事は2012年9月10日に訪れた世界遺産「少林寺」について取り上げています。
前回は洛陽バスターミナルから長距離バスに乗って少林寺を訪れ、常住院と呼ばれる仏閣群を参観しました。
少林寺で中国の精進料理をいただく
塔林
常住院を後にし、西側にある「塔林」を訪ねましょう。
安全に下流の注目を禁止していきましょう。
少林寺の常住院から西に300メートルくらいの場所に塔林があります。少林寺で生きた代々の高僧が眠る墓地になります。
元代、明代に建てられたものが多くを占め、塔に刻まれている碑文の内容は考古学上の研究対象として貴重なものとなっています。
元代に少林寺で修行した日本人僧「邵元」
塔林に遺されているもので興味深いもののひとつとして、日本人僧「邵元(西暦1295-1364)」が知られています。
邵元はもともと「契源」という名の禅僧で、京都洛南の東福寺という住職という立場でありながら当時は元王朝だった中国に渡り、二十年もの間、少林寺に滞在、修行したそうです。
少林寺では「菊庵長老」として親しまれた邵元の碑文が残る塔の前は、とりわけ足を止める人たちが多いポイントとなっています。
畑があるのはここで修行する僧や奉公人の方たちの食物になるのでしょう。
彼方に見える山の上にも仏閣らしき建物が見えます。そこに行こうという気は起こりませんが、、、
初祖庵
初祖庵はかつて達磨大師が面壁(壁に向かって座禅を9年間続けた)をした場所であるとされます。
近隣に住まう老夫婦でしょうか。ハンモックでくつろぐじいさんに対し、頭を抱えるばあさん。
精進料理をいただきます
常住院に戻り、食事をすることにしました。さっき見かけたのです。
食事のフロアはけっこう近代的というか、洋風です。
給仕している人たちは様々で、白人や黒人の人たちもいました。少林寺で修行しているんでしょうか。
料理が運ばれてきました。
雑穀の混じった白米、とろみのついたスープ、油揚げに醤油ダレがついたもの、厚揚げと菜とキクラゲを炒めたもの(家常豆腐、ジャアチャンドウフ)が運ばれました。
味はどうだったか、、、はっきり覚えていませんが、決してまずいものではなかったはずです。まずかったら逆に記憶に残ると思いますので、、、
ごちそうさまでした。
小学校もある
武術殿の傍らの区画は小学校のようです。ちょうど小さい子らがワラワラ校舎から駆け出してきました。
ここは宿泊施設で、夜、座禅を組んで住職に叩かれる、みたいなことができるのかもしれません。
洛陽に戻る
少林寺を後にします。
途中、いくつかの場所で停車しながら洛陽に向かいます。
ザラザラ埃っぽい感じです。私にとって中国の印象の第一は、この「ザラザラ埃っぽい」感じです。湿気の多い南方はまた違うんでしょうけど。
洛陽の街を歩く
洛陽バスターミナルに到着。
王城公園
王城公園という公園に来てみました。昨日訪れた「周王城広場」の西にあります。
https://kang-fu-lu.com/2023/02/16/%e3%80%90%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e6%97%85%e8%a1%8c%e3%83%bb%e6%b2%b3%e5%8d%97%e7%9c%81%e3%80%91%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e4%b8%89%e5%a4%a7%e7%9f%b3%e7%aa%9f%e3%83%bb%e9%be%8d%e9%96%80%e7%9f%b3%e7%aa%9f3/
昨日の周王城広場よりも樹木が多く、風情があります。
毛沢東さんの像がありました。
バイキングの乗り物の前にある看板にパイレーツ・オブ・カリビアンの写真が!
公園の真ん中を流れるのは「涧河(ジェンハー)」です。
もうすぐ洛陽の街の陽が暮れます。家路を急ぐたくさんの人々が印象に残りました。
「世界遺産・少林寺」編は今回で終わりです。明日は三国志の英雄のひとり「関羽」の首塚である「関林」を訪ねます。
ここまで読んでいただき、大変感謝!
ありがとうございました!