2016年の6月、湖北省の武漢市を旅しました。
- 1日目:高速鉄道で西安から武漢に移動。「黄鶴楼」を見学し、長江(揚子江)を眺めて「臭豆腐」を食う
- 2日目:長距離バスで赤壁市に移動、「赤壁古戦場」に到着するも入場料が高いことに嫌気し周辺をブラブラして武漢市内に戻り、漢口地区の租界を見学する
- 3日目:武漢市内の寺院、湖北省
博物館美術館を見学し、西安に戻る
前回はバスで赤壁市を訪れ「赤壁古戦場」の周辺をブラつきました。
武漢市内の寺社をめぐる
早起きして寺めぐりに出発
6月11日の午前7時過ぎ、朝食に麺をいただいてからお寺めぐりに出発です。
「米線(ミーシェン:米线)」ですね。
米粉で作った麺なので、中国では「麺」に位置づけられません。「粉(フェン)」と呼ばれます。
帰元禅寺
午前8時、「帰元禅寺(グイユエンチャンスー:归元禅寺)」に到着しました。
1659年創建。
大雄宝殿と呼ばれる主殿です。
観音菩薩立像。真鍮製で高さ3㍍の台座の上に18.8㍍の観音菩薩様が立っています。20㌧の重量があるそうです。
双面になっていて裏側にもお顔があります。
圓通閣と呼ばれるお堂です。
亀山公園
9時、亀山公園(ジーシャンゴンユエン)にやって来ました。
三国時代の呉にゆかりのある武将の像があります。
呉を治めた孫策と孫権の兄弟の像です。
これは誰の像か失念してしまいました、、、周瑜かな?
亀山公園には軍師として呉を支えた「魯粛」のお墓があるというので訪れたのですが、残念ながら見つけられませんでした。
長春観
10時過ぎに道教寺院「長春観(チャンチュングアン)」にやって来ました。
もととなる祠が北宋時代に造られたのが元代に「長春観」として創建されました。
境内で子どもたちが空手?拳法?をやってました。
宝通禅寺
11時、「宝通禅寺(バオトンチャンスー)」にやって来ました。
南北朝時代の南朝劉宋の時代(420年-479年)に創建されました。
岳飛が植樹したとされる松の木もあるそうですが、写真を撮影できていないのが残念です。事前の調査をないがしろにして漫然と行動しているとこういうことになります。
湖北省美術館
正午、湖北省博物館にやってきましたが、改築中ということでお隣の湖北省美術館に入りました。
面白かったのは油絵の展示でした。
中華人民共和国が成立したころ(=中国共産党の統治が始まった)に、画家をフランスなどに留学させて書かせた絵が展示されています。
要はプロパガンダの意図が込められている作品ばかりなのですが、労働者や農民をテーマに描かれており、これはこれで見応えがあるなあと感じいった次第です。
これはいまも動画が残っている、天安門で毛首席が演説しているシーン。
鴨脖(ヤーボー)を食う
湖北省美術館で絵画を堪能したあと、武漢駅に向かいました。西安に帰ります。
その前にもうひとつ、武漢の名物を味わいましょう。
ヤーボーです。鸭脖(鴨の首の部分)と書きます。けっこう辛い味付けです(なぜか写真が小さい)。
首の骨の周りについた肉をこそぐようにしていただきます。酒のつまみには最高です。
そんなわけで西安に戻ります。
以上、武漢まち歩きの旅でした。
ここまで読んでいただき、大変感謝!
ありがとうございました!