ニンニクマシマシでライブ行きます!
背脂増せますか
ラーメンに関係した炎上があったので思うことを書いてみます。
事の起こりは以下のような感じ。
とあるラーメン店で客が「背脂を増せるか」と店員に尋ねたところ「できます」との回答だったので、背脂増しのラーメンを注文。食べ終えて会計をしようとしたところ、伝票の「背脂:100円」の記載に激昂。
「注文時に背脂にお金がかかることを告げなかった」として不服を申し立て、店側との話し合いにより100円の支払いを免れたとのこと。
この一連の顛末を当該客であるラーメン愛好家がSNS上に投稿したところ、喧喧囂囂の議論に発展。当該ラーメン愛好家はアカウントを非公開にしてしまいました。
このひとは今月B’zのライブに参戦予定だったみたいです。関係ないか。
お金かかることを告げないのは違法か
SNS上ではどんな論争がなされているかというと、主に、
- お金がかかることを告げないのは問題 vs そんなこといちいち構っていられるか
「お金がかかることを告げないのは問題」と言っているのは主にラーメン店にお客さんとして訪れる人たちで、「そんなこといちいち構っていられるか」というのは飲食店経営者側の立場の人たちのようです。
飲食店側の人の中には日頃のストレスを吐き出すかのように話が明後日の方向に行ってしまった投稿もあり「相当キテるなあ、おつかれさまです」という印象。
ワザとじゃないんです
ところで、私が若いころに会社近くの路上に出ていた中華料理のお弁当屋さんでお弁当を買ったところ、その中国人のおじさんから「ご飯は大盛もあるヨ」と言われ、料金を確認せずに大盛をチョイスしたところ、50円高い料金を請求されたことがありました。
私は根が気弱でシャイで引っ込み思案にできているので、件のラーメン愛好家の人のように文句を述べ立てることができずに言い値を払いましたが、当然不快になりましたので、以後そのお弁当屋さんを利用することはなくなりました。
要はそういうことで、店側はお金がかかることを告げなければ、その取引に限っては得をするかもしれませんが、客と末永い友好的な関係は築けず将来的な売上増は見込めません。
「お金がかかることを告げないことは違法かどうか」なんてどうでもよく、告げないとダメなんです。お客さん怒って二度と来てくれませんから。
そんなことがわからないほど、競争の激しい飲食経営、ましてやラーメン店の人は馬鹿ではないです。店員にもそのように教育をするハズです。
件のラーメン愛好家に「背脂増せます」と言った店員さんがバイトか正社員か店長か分かりませんが、忙しさにかまけてつい別料金がかかることを伝え忘れただけなのだと思います。
ワザとではないのです。
※私に「ご飯大盛もあるヨ」と言った中国人のおじさんはワザとだったと思います(笑)。
問題はイキった投稿をしたこと、そのものにある
それをラーメン店側も承知しているので、お金がかかることを告げなかったことを店側の落ち度だと認め、背脂増しの料金:100円の請求を取り下げたのだと思います。
客側もそれに同意して双方合意に達したのだし、それでシャンシャンじゃないですか。
おそらくその後にお店では、
- 店長「ああいう面倒くさい客がいるからさ、次からは気をつけてよ」
- 店員「どうもスミマセン」
こういうやり取りがあったハズです。これで済、万事OKじゃないですか。
それをさも得意げに、
「聞いてくださいよ、今日ラーメン屋でこんなひどい目にあったんですよ」
なぞ被害者ぶって恥ずかしげもなくご開帳して悦に入ってるのが余計なんです。
「味自体は問題なかったのでまた訪れたいと思います」とか書いてたけど絶対行かないだろ!
「インフルエンサー」とか言われたり、どこからともなく現れる取り巻きアカウントに日頃ヨイショされたりしていて慢心があったんでしょうが、草野球のキャッチャーです。みっと(ミット)もないです。※「幸福の黄色いハンカチ」より
「わざと嫌気されそうな調子で投稿して炎上して注目を浴びるのがインフルエンサーの常套手段なのに、真剣に批判していて草」
と言われたらそうなのですが、ラーメン店の人たちをいかにも下に見た、ラーメン愛好家の風上にも置けない言動であると甚だ遺憾に思いましたので、今回筆を執った次第です。
最後に、カエルちゃんでおなじみの某Youtuberさんの動画もちょっと拝見したのですが、この人のチャンネルは示唆に富んだ興味深いお話も多いのですが、時たま投稿されるラーメンに関する議論はちょっと雑です。
大勝軒を「だいしょうけん」と発音したり、今回の件も「二郎系や家系では背脂増しは無料」とか言ってたりして(※家系で増せるのは「油(鶏油)」)、問題提起の前提部分でムズムズするところがあり微妙でした、、、
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