清明節の甘粛省東部の旅、2日目です。
甘粛省東部の平涼市郊外、泾川(ジンチュアン)県に来ています。
1日目はこちら。
甘粛省平涼市庄浪県へ
朝7時半に起床、宿をチェックアウトし、バスターミナルへ。
お世話になった「开元宾馆(カイユエンビングアン)」の本館。
私の泊まったのは裏の小さな別館でしたが(笑)
バスターミナル。
8時半発の天水行きのバスに乗車します。
今日の目的地はここから西に200キロほどの場所にある「庄浪(ジュアンラン)」県です。
まずはその少し手前にある「云崖寺石窟(ユンヤースーシークー)」を訪れます。
雲崖寺国家森林公園
11時過ぎに「云崖寺国家森林公园(ユンヤースーグオジャーセンリンゴンユエン)」に到着。
粮皮(リャンピ)
朝食を取っていないこともあり、先に腹ごしらえ。小さな売店で軽食もやってたのでそこで「粮皮(リャンピ)」を。
腹ごしらえが済んだあと森林公園入口へ。晴れているのに寒い。けっこうな高所にあるようです。
入口を入ってすぐのところに、山の崖に仏像が掘られているのが見えます。
公園の道は20元払えばカートに乗って移動できますが、お金がもったいないため歩くことにします。さっきのリャンピが一杯5元ですからね。
公園の敷地内にはダムがあり、湖の美しい景色を楽しむことができますが、ダムの上まで登るのがたいへんな苦行でした。カートに乗ればあっという間なのですが、、、
ダムに注ぐ川沿いに作られた桟道をしばらく歩くと川のほとりに出ます。
道は二手に分かれていて、そのまままっすぐ行くか、川を渡って山を登るか。
先ほどのダムでだいぶ体力を使いましたが、せっかくなので登ることにします。
山登りは骨が折れますが高くなるほど遠くを見渡せるようになり、澄んだ青空と山々の景色が疲れを癒やしてくれます。
途中、道観や僧坊があります。
やがて下りの道になり、山のふもとに「云崖寺(雲崖寺:ユンヤースー)」があります。
雲崖寺石窟
先ほどのダムに注ぐ川沿いの道を山登りをせずにまっすぐ来ればすぐに到着できたわけですが、まあいいでしょう。
石窟はこの云崖寺の仏殿の真上です。
云崖寺石窟は北魏(西暦500年代)に創建が始まり、唐、宗、元、明、清に渡り拡大や修復や重ねられてきました。
決して大きくはありませんが、どれもにこやかな表情をして安らぎの伝わってくる感じがします。
庄浪県
云崖寺国家森林公园を出て、しばらくしてやってきたバスに乗り、庄浪の県城に到着しました。
街を散策していると「紫荆公园(ズージンゴンユエン)」という公園があったので立ち寄ってみます。公園というよりもお寺のような雰囲気に惹かれました。
後で調べたところ、ここはもともとは「紫荆山(ズージンシャン)」と呼ばれる山で、古くから道観が建てられ厳かな場所であったのが、最近は公園として再整備が進んでいるようです。
紫荆公園
だいぶ大掛かりな開発が入っており、見て周るのに思いのほかくたびれました。
この石碑はよく見ると題字を胡耀邦が書いたもののようです。
公園の高台から県城を一望できます。
こちらが今日の宿。龙鑫(ロンシン)大酒店。部屋のWi-Fiの電波が悪く、2回ほど部屋を替えてもらいました。
羊肉炒面片
夕食は客が全くいない小ぎれいな食堂で「羊肉炒面片(ヤンロウチャオミェンピィェン)」。
茹でたての麺を肉野菜と炒めるので焼きそばというよりも焼きうどんの雰囲気に近いでしょう。
麺は昨日と同じく四角いものでした。面白い。箸よりスプーンを使った方が食べやすいですね。
ぶらぶら歩いて宿に戻ります。
3日目の最終日はまた次回!
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