2011年10月、シルクロードの街として有名な観光地「敦煌(とんこう)」を訪れました。
前回は敦煌の繁華街「沙州市場」で食事をしました。

敦煌郊外の荒野の向こうに地平線を見る
鳩摩羅什の縁深き白馬塔
翌朝8時半、朝食をとった後、迎えに来たガイドの張さんとホテルの前で馬さんの車を待ちます。

事故の検分をしていますね。朝と夕方は交通事故の発生率が高そうです。


市街地から車で10分ほどの場所に「白馬塔(白马塔:バイマーター)」があります。
早く到着しすぎたようで入口がまだ開いておらず、しばらく待っていると受付の女性が自転車で出勤してきました(笑)。



最初の三蔵法師「鳩摩羅什」
西域の仏僧であった鳩摩羅什(くまらじゅう、西暦344年 – 413年)は仏教の数多くの経典を漢語に翻訳に従事、仏教の経典の翻訳に尽力した僧に与えられる称号「三蔵法師」として知られています。
私たちは三蔵法師といえば「西遊記」の玄奘三蔵が思い浮かびますが、鳩摩羅什は唐代の僧だった玄奘よりも200年以上前の三蔵法師の先輩だということになります。

白馬塔は鳩摩羅什が敦煌を旅していたとき、乗っていた馬が病に倒れ、ここで没したのを鳩摩羅什が供養塔を建てた(西暦382年)のが始まりとされています。
以来白馬塔は修復が繰り返され、現在の塔は清代に再建されたものです。



傍らでは羊が草を喰んでいました。


西千仏洞
次は「西千仏洞」に向かいます。市街地から離れていくほど草木が少なくなっていきます。


ほとんど何も見えなくなりました。大昔であれば方角を掴むことも難しいことでしょう。


白馬塔から車で30分、西千仏洞に到着しました。莫高窟と同時期に開掘が始まったとされる石窟です。
莫高窟と同様、洞窟内部は写真撮影が禁止となっております。



まだ時間が早いこともあるのか、莫高窟とは打って変わって観光客の姿は見えません。


党河(ダンハー)という川です。緑が少なくなってきたので川などないかと思っていましたが、このように水量豊富で美しい川が流れていました。



張さんと馬さん。


向こうに見える山は臥佛山(ウォフォシャン)と呼ばれています。涅槃仏(釈迦が横たわり入滅する姿)に見えることが由来だそうです。
それにしても広大な大地です。

次回、唐代の詩人「王維」が赴任する友に送った詩で有名な「陽関」、前漢時代の西の果ての関「玉門関」などを訪ねます。
