好来道場
2023年2月22日(水) ランチ
徳川美術館に行こうと思い立ち、午前11時過ぎに自転車で出発、八事駅、いりなか駅、吹上駅を通り過ぎてやって来たのは「好来道場」であります。
正午をちょっと過ぎた時間帯。外待ち1名いらっしゃいました。先に店に入って食券を購入、外待ちに接続するというスタイルです。店内にも待ちの方々5、6名ほど。
10分ほど外待ちの後、入店。
ワタシは「大松」をチョイス。普通ラーメンの大盛りです。1200円也。
ちなみに竹(たけ)がメンマ多め、寿(じゅ)がチャーシュー多めです。すなわち普通とはメンマとチャーシューがそれぞれ普通くらいに入ってるという意味です。
好来道場は薬膳ラーメンの発祥の地であります。
「なごやめし」と称して手羽先、天むす、きしめんなど聞こえはいいがうまくもなんともないうえに当の名古屋の人たちの思い入れのないものばかり。
この好来道場発祥の薬膳ラーメンこそ、胸を張って名古屋の名物だと言える一品であり、この味を受け継ぎ守るのれん分けのお店は名古屋を中心に東海地方各地に存在します。
海に面し山に接する山海の幸を享受できる都市でありながら、味の文化に乏しい名古屋にあり、ひそかに大切に育まれた名古屋のラーメン文化の中心が、この好来道場なのであります。(まあ名古屋のラーメン文化と言っても他は台湾ラーメンくらいなのですが)
チャーシューは豚バラのよいところを惜しげもなく使ったモノで、メンマは歯ごたえがあり噛むほどに味わいの滲み出るモノ。
何より熱々のスープが飲ませます。麺を食べ終わった後も席を立ちたいと思わせない力があります。口中がやけどでただれても完飲必須のスープが好来系なのであります。
ごちそうさまでした。
好来道場:愛知県 名古屋市千種区 春岡通 6-1-16
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