【中国の食】ナツメ
ナツメについて。
日本に比べて西安は果物がたいへん安いですから、果物を口にする機会が多いです。日本では見かけなかった果物も気軽に試すことができます。
以前、自分で作った稀饭(おかゆ)をご紹介した際、おかゆに干した赤いナツメを入れておりました。
https://kang-fu-lu.com/2017/12/02/xifan/
これは「红枣(ホンザオ)」といって赤ナツメになります。
Baidu百科から引用
産地は河北省、山西省、新疆などで、とくに玉石の産地で有名な新疆和田(ホータン)はホンザオの名産地としての顔も持っています。
ビタミンA、C、カルシウムや鉄分も豊富で、高血圧予防にも効果があるそうです。女性がそのままかじっているのをよく見かける気がします。レーズンのような食感で、レーズンの酸味を少なくして甘みを増した感じでしょうか。
そのまま食べたり、おかゆに入れたりする他には、火鍋などの鍋料理に欠かせません。わたしは熱湯を注いでお茶代わりにして飲んでいます。ほのかな酸味が溶け出してよい味わいになります。
ナツメにはホンザオの他にも種類があって、それが「冬枣(ドンザオ)」です。名前の通り秋口から冬にかけて流通します。西安のある陝西省でもよく採れるそうです。
わたしの職場に農村出身の青年がおり、家の果樹園でできたドンザオを大量におすそわけしてもらったのが上の写真です。青りんごをミニサイズにした見た目ですが、味や食感もりんごによく似ています。りんごほど固くないので食べやすいかと思います。
珍しい果物があったらまたご紹介したいと思います。