康復路(カンフールー)は道の名前
先週末、このブログの名前にしている「康復路(カンフールー)」に久しぶりに行ってきました。
康復路は西安でも有数の衣服の卸売り店が集まった界隈です。無数の卸売り店舗が集まっていて、おそらく中国中のローカルなアパレルメーカーで作られた衣服が全て集まっているんじゃないかという感じのする賑やかな場所です。
「賑やか」という言い方よりも「混沌」「カオス」と言ったほうがしっくり来るかもしれません。こういった場所に来ると、中国のもつ大きなエネルギーのようなものを実感でき、わたしにとっては「ザ・中国」という感じの場所なのです。
歴史遺産の多い西安ですが、もし時間が余ったら中国のダイナミックなエネルギーを感じ取れる「康復路」をお訪ねになることをおススメいたします。
この通りが康復路です。昔の写真を見ると、昔はもっとゴチャーっとしてまるでアメ横を地獄に落としたようなところだったようです。それに比べるといまの整然さといったらないでしょう。
両脇のビルに卸しの店がたくさん入っています。衣服だけでなく、雑貨、おもちゃなどの店もあります。これが数百メートルずっと続いています。
康復路から少し東にいったところに西安で一番大きな(はず)病院「西京医院」があります。診察にやお見舞いに訪れる人でこちらも毎日ごった返しています。外国人は診察してくれないらしいですが、、、
康復路入口にある商業施設ビルです。このビルがとりわけ多くの人でごった返します。スリもよく出るみたいなので注意がいります。
康復路の向かい側のバス停です。こちらには若い女性向けのアパレルショップが並んでいます。こちら側にも大きな商業施設ビルがあり、マクドナルドが入居しています。そのはす向かいの建物にはケンタッキーがあり、康復路界隈では数少ない外資企業の出店といえます。
人込みをかきわけ、ビルに入ってみましょう。
人が多いのは低層階で、高層階の男性向けのお店にはそんなにお客さんはいなかったりします。
下の写真は1階の主に女性向けの靴売り場です。買い付けに来るバイヤーの人は見ればすぐわかります。買い付けた商品を黒いゴミ袋に無造作に放り込んで、それをズルズルと引きずって移動しているからです。
次の写真はマクドナルドの入っているビルです。比較的最近建てられたビルなので、わりときれいです。
衣服、バッグ、靴、おもちゃなどのお店が入っています。こちらも高層階はそんなに人気はありません。
当然のことながらネット通販全盛の時代。メーカーがサイトから直販したり、個人も卸し売りも実店舗をわざわざ持たずネットでさばけるようになって久しくなりました。こういった卸し売りの街がにぎわうのも、もうあとわずかの間かもしれません。
時代の流れとはいえ少し寂しくもありますね。