西安郊外「周至県」日帰りの旅の後編です。
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化女泉
次の目的地「化女泉」は閉鎖されていた延世観の先に位置しているため、また延世観の近くを通過することになり、昼食をとりに戻ったのは時間の使い方としてちょっと失敗でした。どのように移動するかの計画をもっと綿密にしなければなりません。
化女泉の所以は老子が地面に杖を突き刺すと、そばにあった吉祥草(ユリの一種)が美女に姿を変え、杖を引き抜くとそこから泉が湧き出たという言い伝えから来ています。
こちらもだいぶ開発が行われて綺麗に整備されています。人工の池がありましたが、これが化女泉のつもりでは、、、
立派な塔「玉泉閣」。なぜか茶器の展示をしていました。
女性の神様(と言っていいのか)が祀られています。
趙公明財神廟
化女泉から最後の目的地「趙公明財神廟」まで徒歩で移動したのもちょっと失敗でした。だいぶ距離がありました。
延世観→化女泉→鹿馬で食事→バスで趙公明財神廟というのがスマートなルートだったでしょう。くたくたであります。
「趙公明財神廟」は「終南山古楼観景区」と並び、周至県の目玉観光施設です。敷地もかなり広く、いろいろな見どころがあります。
時刻は16時近く。西安へ戻るバスの最終が17時半なので少し急ぎ目に見学しなければなりませんでした。
「趙公明財神廟」はその名の通りお金を司る神様を祀っています。明代のSF小説「封神演義」にも仙人として登場しておりご存知の方も多いでしょう。
関帝廟があります。三国志の関羽を祀っています。
彼も現代では商売の神様として中華民族の崇拝を受けています。
今日はここまでだいぶ歩きましたので、かなり疲れました。
この階段を上るのは酷というものです。
偶然現れた高速バスで西安へ
見学を終えて国道のバス停で待っていると路線バスではなく「西安」と書いた高速バスが現れわたしの前で停車したので乗り込みました。
路線バスよりも料金は割高な一方、高速道路を使ってくれたのでだいぶ早く西安市街に戻ることができました。かなりボロかったですが、、、
今回の旅(日帰りですが)は道教の史跡めぐりとなりました。
(肝心の楼観台は少し離れていたため行きませんでした)
開発が入り設備も整い建物も像もきらびやかなものばかりでしたが、歴史の重みを感じるような古いものは見当たりませんでした。
一方、この日は幸いよい天気で農村を歩くのが心地よく、普段都市生活をしているとこのようなのどかな場所を散策するのはよい発散となりました。
(終わり)