【中国生活】ウイグル族の烤肉(カオロウ)を語る
カオロウについて語りたいと思います。
カオロウの美味しさにおいて、以下のような判断基準が可能であると考えています。
ウイグル族の店 > 回族の店 > 漢族の店
漢族の店
漢族の店もがんばっている店もあるかと思いますが、肉が極端に小さかったり、羊肉が美味しくなかったりして、「ハズレ」があることも少なくありません。漢族の店に行くならば人気のある店か、あるいは料金が少しお高めのチェーン店がいいでしょう。
回族の店
わたしがよく行くのは回族の店です。店舗が多いからです。回族の店はメニューの豊富さと味のバランスが取れています。もしあなたが西安を訪れて、カオロウをご所望されるならば、回族の経営するお店に行かれることをお勧めします。イスラム食堂と同様、お店の看板に「清真」と書かれていればそれは回族のお店です。店員さんはつばのない帽子をかぶっていることが多いです。
ウイグル族の店
しかしながらウイグル族の扱う羊はやはり違います。鮮度、ボリューム、値段、回族や漢族の店の追随を許しません。
なぜこんな品質を保てるのかと驚くばかりですが、それは、「自分たちが食べるから」のようです(笑) 自分たちが食べるために羊を仕入れ、余ったのを商売用にするのだと聞いたことがあります。自分たちが食べるのにまずい羊を仕入れるわけがありません。その真偽はさておき、そのくらい美味しいのだよ、という意味に受け取っていただければよいと思います。
ウイグル族の店では、ときに強引な接客をされることがあるので注意が必要です。注文数以上の串や、注文してないものも勢いにまかせて置いて行ったりする店員がいます。そのような時は気圧されず、毅然とした態度で申告するようにしましょう。
しかし、人によっては会計金額を安く言ったりして、まじめに商売をする気があるのか、とこちらが心配になるようなウイグル族もいます。
陽気な人も多く、それまで仏頂面だったのがこちらが日本人だとわかると途端ににこやかに接してきてウイグル語を教えてくれたりします。
ウイグル族の人に会ったら「エスラマライコム(こんにちは)」と声をかけてみましょう。