2021年12月16日(木)から18日(土)にかけて、兵庫、大阪、奈良を旅しました。
本稿は以下の続きとなります。前回は名古屋から近鉄で大阪に向かい、大阪難波駅を経由して神戸の新開地で飲み食いして1泊しました。

男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼けのロケ地を訪ねる
きつねうどん
2日目の行動の大まかな流れ。
- 朝、神戸から「たつの」へ向かう
- たつの散策、その後明石へ
- 明石で明石焼きを食って明石城跡を散策、その後鶴橋へ
- 鶴橋で飲み食いして1泊する
朝、8時50分くらいに「ウィンベルマジック」をチェックアウトして、新開地の商店街の立ち食い店できつねうどんをいただきました。ゆかりのおにぎりもつけて、これで310円!

名古屋にはそもそも立ち食いのお店というのが少ないです。駅のホームとかそのくらい。たっかいしなあ。
食べているとおじいさんが入ってきて、店員さんと会話。
おはようさん、いなり寿司はありますか
いえ、いなりは10時からなんですよ
そうですか、わかりました、おおきに
そう言っておじいさんは出ていきました。
神戸駅から電車を乗り継ぐ
地下街を歩いて神戸駅へ。新開地から地上へ出ることなく神戸駅へ行けました。

まずはJRで姫路に向かいます。
昨日のようにM先生と待ち合わせするでもなく、気楽な一人旅なので電車を乗り過ごそうが間違えようがたいしたことないので、のんびりしたものです。
車窓から海が見えるのは、瀬戸内海?
西明石止まりの電車だったので姫路方面の電車に乗り換えます。

9時24分に姫路駅に到着。姫新線という路線に乗り換えます。単線です。
姫路駅構内はごちゃごちゃしていましたが、姫新線のホームに来るとぐっとのどかな雰囲気に。
たつの
10時45分、姫路から25分ほどで「本竜野駅」に到着。


本竜野駅の表記は「竜野」という漢字が使われていますが、現在のこの地域の正式な名称は「兵庫県たつの市」。
もともとは「龍野」だったようで、道路標識や学校には今も「龍野」が使用されている場所もあります。
要は「たつの」「竜野」「龍野」が混在しており、よそ者にはすこぶる分かりにくいです。


ここ「たつの」はかつて映画の寅さん17作目「男はつらいよ 夕焼け小焼け」のロケ地となったことから、かねて行ってみたい場所でありました!
「男はつらいよ 夕焼け小焼け」メモ
- マドンナは太地喜和子
- 宇野重吉と寺尾聰の親子共演
- クレージーキャッツの桜井センリの初出演。その後寅さん映画に欠かせなくなるバイプレーヤー。
- ソ連から一時帰国して本作に出演した岡田嘉子への山田洋次の当て書き
- 3代目水戸黄門の佐野浅夫
↓は駅構内に掲げられている「寅さん映画のロケ地にようこそ」アピールの掲示。寅さんファンには胸の高鳴りが否応にも抑えられません。

さて、本竜野駅前にはレンタサイクルがあるので訪れましたが、ここでトラブル発生(笑)。
自転車は調達できず徒歩で散策を強いられるハメに。旅行客としてはとんでもない話なので頭カンカンなのだが、詳細は控えます。ああ面倒くさい。
桃栗さんねん柿はちねん
仕方ないので歩いてたつの旧市街へ。時刻はお昼近くなので、揖保川(いぼがわ)の橋のたもとにあるラーメン屋「桃栗さんねん柿はちねん」さんにお邪魔しました。

食後、揖保川を渡ります。たつのはそうめん「揖保乃糸」の発祥です。


たつの旧市街の古い町並み。
これらの写真の中に、寅さんで撮影されたポイントがいくつかあります。























霞亭
こちらの「霞亭」はそうめんを出す食堂ということで、さっきラーメンを食ったものの、前を通りかかり何か惹かれるものあり、のれんをくぐったものです。


そうめんをいただく。卵焼きの千切り、しいたけの煮付けの細切りが和えてあります。

ごちそうさまでした。
龍野城跡
霞亭の裏手に龍野城跡に続く道があります。









「赤とんぼ」三木露風生家
童謡「赤とんぼ」の作詞者として名高い詩人「三木露風」先生の生家。



















百年後も二百年後も変わらず残り続けて欲しい、そう思わせずにはいられない、そんなたつのの街並みを堪能しました。
次回、明石で明石焼きを食います。

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