2018年9月30日から10月7日まで中国青海省を旅しました。
青海省の省都西寧市を拠点に、逆時計周りに共和、興海、同徳、貴南、貴徳を訪れ、西寧に戻るというルート。このあたりは「海南チベット族自治州」に属します。
チベット文化を訪ねる(青海省・海南チベット族自治州)
5日目 その2 塔秀寺を参拝する
貴南県の街から車で30分ほどで「塔秀寺(ターショウスー)」に到着しました。
塔秀寺は1935年創建。
文化大革命で被害を多く受けたこともありましたが、位置的に青海省のみならず甘粛省方面からも多くの巡礼者や修行僧を迎え入れるチベット仏教の地域の拠点となっています。
色鮮やかで美しい垂れ幕(でいいのかな?なんと言うのだろう?)ですね。
壁画も壮観です。
撮影者(私)の腕前ではほとんどお伝えできていないですが、本当に素晴らしいです。
壁画の周囲もいまは色あせていますが、ひとつひとつがとても丁寧な仕事をされていることがよくわかります。
外に目を移すと、山の斜面に四角いスペースが見えます。おそらく儀式を行う場所でしょう。
別の建物にまた新たな壁画を見ることができました。
じっくり見ていくには時間が足りないのが残念です。
おそらく修行僧の人たちが住まう僧坊と思われます。こちらも建物の色使いがいいですね。
子ども連れのご家族が参拝されていました。
私を乗せてくれた白タクの運ちゃんも、
「めったにこんな所には来ないし、おれもちゃんと参拝するかな」
そう言ってお線香とお酒を買ってきてお参りをしていました。
前の回で「ズルそうな感じ」と書いてしまい、申し訳ないです。
帰りの車中で運ちゃんに話を聞いたところ、中学生と小学生のお子さんがいて、青海省も物価がどんどん上がってきていて、これから色々大変なんだよ、ということでした。
ぶらぶらとひとり旅をしている私が一番のん気者だということを痛感した次第です、ハイ。
少年僧と近くに住んでる少年(?)と出会いました。眼光するどく睨まれました。
少年時代から修行の人生、むちゃくちゃ苦労があるんだろうなあ。
向こうの方で少年僧がキャッキャと遊んでいます。
このマニ車の建物は最近建てられたようで、キレイです。
次回は「鲁仓寺(ルーツァンスー)」を参拝します。