2018年9月30日から10月4日まで中国青海省の「海南チベット族自治州(共和、興海、同徳、貴南、貴徳)」を旅しました。
もともと国慶節の連休1週間(〜10月6日)で周ろうと思っておりましたが、一部を予定よりも早く切り上げたため、10月4日の夕方に西寧に戻ってきました。
10月5日と6日はそれぞれ互助(フージュー)、尖扎(ジェンジャー)の周辺を見て回ることにしました。
チベット文化を訪ねる(青海省・互助土族自治県)
6日目 その1 西寧から互助へ
本日10月5日は西寧からバスで互助(フージュー)にある「佑宁寺(佑寧寺、ヨウニンスー)」を訪ねます。
互助土(トゥ)族自治県は西寧市の北東に位置し、青海省海東市の中にある自治県です。
午前7時に起床、西寧市内にあるバスターミナル「新宁路汽车站(シンニンルーチーチャージャン)」で8時発車のバスに乗車し、9時に互助のバスターミナルに到着しました。
互助県は正確には「互助土族自治県」と言い、土(トゥ)族というモンゴル系の少数民族が多く住まう地域です。
外見上は漢族と違いが見られなく、道を歩いていて、どの人が土族の人なのか判別することはできませんでした。
早速朝食を。安定の牛肉麺。身体が温まります。
麺をサッと平らげたあと、バスターミナルに戻り「平安県」行きのバスに乗車します。
平安県はダライ・ラマ14世の生家があることで有名ですね。
小一時間ほどバスに揺られ、9時50分頃、佑寧寺の入口のバス停で降車しました。
あと3キロなのか6キロなのかよくわからない、、、
入口と見せかけて、実はかなり歩かされることが判明。しょうがない。
農村地帯をトボトボ歩きます。
じゃがいもの収穫をしています。写真を撮っていたら、遠くからおじさんに「じゃがいもいるか〜」と声をかけられました(笑)。
小一時間ほど歩いて、やっと仏教寺院が見えてきました。
僧衣を来た少年たちがバスケットボールに興じています。
どこが正門かよくわからなかったので、とりあえず入れそうなお堂に入ってみます。
寺院内は監視カメラの設備が整っているようです。
日本の神社仏閣にも積極的に取り入れるべきかと思います。
佑寧寺は1604年創建、当初は郭隆寺(グオロンスー)という呼ばれていましたが、1732年に清の第5代皇帝の雍正帝(ようせいてい)の命で大規模な改修が施され、同時に現在の「佑寧寺」という名称が与えられました。
きらびやかな彩色ですね。
日本の仏教寺院でこのような色使いをしたお堂があったらびっくりしますが、中国にいると違和感を覚えないのが不思議です。
山の斜面にもお堂が建っています。行きたいところですが、すでに1時間歩き続けており、ちょっとモチベーションが湧き起こりません。
信心が薄いことを痛感しました。
こちらはちょっと枯れた色使いをしたお堂です。
新しいお堂を建設中のようです。
色鮮やかな曼荼羅(マンダラ)。素晴らしい仕事ですね。
弥勒菩薩像。
佑寧寺のシンボルである釈迦像。インドで造られたものとされています。
台座の手前にQRコードが置いてありますが、電子マネーでお賽銭が投げられる仕組みになっています。
佑寧寺を参観したあと、互助の街に戻ります。
次回、互助の街で昼間っから酒を飲みます。