2018年9月30日から10月7日の間、中国青海省の西寧市を拠点に、青海省のチベット仏教寺院などを訪ねる旅をしました。
チベット文化を訪ねる(青海省・西寧市)
西寧 – 羊で飲ろうぜ
10月6日、今日は昼間黄南チベット族自治州の尖扎県を訪れ、夕方西寧の街に戻ってきました。
今日で1週間の旅行は終わりで、明日は西安に帰ります。
そこで、今夜は豪勢にいこうや、ということで、羊を食べることにしました。
ガイドブックに載っていたお店「益鑫羊肉手抓(イーシン・ヤンロウ・ショウジュア)」に行ってみました。
人気店だけあって店内は混雑しています。
回族経営のお店だけあり、男性店員は帽子をかぶり、女性店員はスカーフを巻いています。
骨付き肉を量り売りしてくれます。見ているだけでよだれが出ますね。
私は半斤(250グラム)分を注文しました。料金は114元(当時で1,700円くらい)でした。
さて、このお店は店内でも食事ができるのですが、私が普段行くような食堂よりも格式が高い感じなので、ひとり用の席がなく、何よりも店内では飲酒厳禁でした。
イスラム教を信仰する回族のお店は中国全土にありますが、店内でお酒を飲めるかどうかは、地域性とか経営者の裁量とか、色々な要素で決まるようです。
とりわけここ青海省は回族の戒律が厳しいのか、お酒を飲めるお店はとても少ない感じです。少なくとも私がこれまで立ち寄ったお店はみんなダメでした。
というわけで、漢族がやっている普通の中華屋(中国ではもちろん中華屋なんて言わないけど)を見つけて、凉菜(リャンツァイ、サラダ)を注文し、買ってきた羊肉と一緒にいただくことにしました。
中国のお店は持ち込みを許すお店が多いので、こういうとき助かります。
キクラゲと玉ねぎのサラダをいただきました。
昨日、互助で飲んだお酒がまだ残っていますので、これと一緒に。
https://kang-fu-lu.com/2023/01/11/%e3%80%90%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e6%97%85%e8%a1%8c%e3%83%bb%e9%9d%92%e6%b5%b7%e7%9c%81%e3%80%91%e3%83%81%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e6%96%87%e5%8c%96-15-%e4%ba%92%e5%8a%a92/
手前の香辛料は羊肉と一緒にお店の人がくれたものです。
羊肉を食べながら酒を飲む、至福のひと時ですね。
お酒をここまで飲んだところで終了。
次は主食の麺を食いに行くゾー!
宿の方まで戻り、近くの回族の食堂で「羊肠面(ヤンチャン麺)」を。
羊の腸を乗せた汁なし麺です。
西寧の夜がふけていきます。
宿のあるマンションに戻ってきました。
宿の窓から撮った西寧の夜景。
8日目 西寧の街で冬虫夏草を買う
10月7日、午前8時起床。宿をチェックアウトして朝食に牛肉麵を。
お土産に黑枸杞(ヘイゴウチー、黒いクコの実)を買おうと思い、物産展に立ち寄ったところ、回族のおじさんに冬虫夏草を売りつけられました(笑)。
高いものだということは知っていたので、「そんなにお金ないよ」と言ったところ、「2つで200元(当時で3500円くらい)、それならどうかね」ということで、ビニール袋にたくさん入った中から2つだけ選ばされました。
「冬虫夏草ってどうやって食べるの?」と聞いたところ、「火鍋に入れたり、酒を飲むなら白酒の中にしばらく漬けておいて、それを飲むのさ」ということを言われました。
いい買い物をしたんだかどうだかよく分かりませんが、昼食にします。
「碗拌(ワンバン)」というメニューが目に入ったので、何だろうと思って注文しました。
何のことはない、これまでもよく食べていた干拌面(ガンバン麺、ミートソース的な麺料理)をお碗に入れて出したものでした(笑)。
よくかき混ぜていただきます。味は抜群です。
西寧駅 – 西安に帰る
タクシーで西寧駅に向かいます。
運転手さんに「冬虫夏草を買った」と言ったら彼は車を停め、「どれ、見せてみんさい」と言われたので見せたところ、渋い顔をして「いくらしたね」「(私)2つで200元」「そうか、まあ普通だな」と言われました(笑)
13時40分に西寧駅に到着。
西寧駅に入るには身分証をかざして自動改札を通る必要がありますが、私は外国人で身分証を持っていないので、脇にある有人改札を通ります。
西寧駅構内。
西安方面行きの電車の改札が始まりました。
以前は「中国人は列にまともに並ばない」ということが言われていましたが、現代は、年齢層にもよるかと思いますが、このように列を作って秩序を守る意識が働いています。
1週間に渡る青海省旅行もこれで終わりです。
最後まで読んでいただきまして、大変感謝いたします!
ありがとうございました!