2019年9月12日-14日に寧夏(ニンシア、ねいか)回族自治区にある「須弥山石窟(シューミーシャン・シークー、すみさんせっくつ)」を訪ねました。
前回は西安から固原まで夜間に列車で移動し、翌朝車を乗り継いで須弥山にやってきました。
寧夏回族自治区に大仏様を見に行く
博物館で中国各地の石窟を学ぶ
須弥山の入口で地図を見ると、ここは石窟(大仏様)だけでなく、ハイキング的なアウトドアも楽しめるように「須弥山旅游区」として、複数の観覧ポイントを用意した観光地として整備されています。
レストランもあります。どれくらいお客さんが入るかは微妙ですが、、、
湖をボートで遊覧できるようです。
今日の天気があまりよくないのが残念ですが、もう少しすればお客さんが増えて園内も賑わいを見せそうです。
時系列がずれるのですが、先に博物館の様子を少しお見せしたいと思います。
須弥山博物館のメインテーマは中国各地の石窟のあらましを紹介することにより、須弥山石窟のユニークさをアピールするものとなっています。
最近建設されたようで、施設内は新しく清潔感があります。
日本語の精度もなかなかですね。
そもそも日本語の解説があるだけでも好感が持てます。ここにどれくらいの日本人が来るんだ、という感じですからね。
石窟の歴史は、仏教が伝来した経路でもあるシルクロード(丝绸之路:スーチョウジールー)の文化と切っても切り離せないものです。
ここ須弥山石窟は北魏の孝文帝の太和年間(477~499年)に開掘が始まったとされています。
須弥山石窟以外にも周辺には石窟が点在しているようで、よだれが出ますね。ロマンが広がります。
いざ大仏様のもとへ
さあ、それでは大仏様にお会いするべく歩みを進めます。
おっ、ずっと向こうに何か見えてきました!
遠くから見ても相当でかい!
少しずつ近づいています!
いくつもの小山を越えていきます。
すごいスケールですね、、、
ふもとを流れる川は豊かな水量をたたえています。
やはりでかい!すごい!
この赤土が石窟を作りやすい地盤なのかもしれません。
下から見上げる感じ。
広場に出ました。
小さなお堂がたくさん見えます。
大仏様とご対面
やあ、大仏様です。ここで一度手を合わせます。
さあ、いよいよです!
ウォー!
大きいだけでなく、たいへんに綺麗な大仏様です!
この須弥山石窟の開掘が始まったのは北魏孝文帝の太和年間(477~499年)の時代とご紹介しましたが、この大仏様が造られたのは北魏から約200年後、唐代になってから始まったとされています。
高さ20.6メートル、頭部5メートル、耳3メートルという大きさです。
屋根が付いていることで、風雨からの影響が抑えられていることがここまでの保存状態を保てているのでしょう。
しばらく大仏様のもとでゆっくりした後、降りていきます。
ありがたいものを見させていただきました。ありがとうございました。
それでは須弥山石窟を去ります。
次回、三营の街でランチをいただきます。