2019年10月2日-3日、甘粛省慶陽市に石窟めぐりの旅をしました。
慶陽市(庆阳:チンヤン)は甘粛省の最東端で、細長い甘粛省の地図の形からちょっと右に飛び出ている場所です。
陝西省西安市から見ると北西に位置し、西安と慶陽の距離は250キロくらいです。
甘粛省慶陽市に石窟見物に行く
西安からバスで慶陽へ
2019年10月2日午前8時、西安駅前にやってきました。
毎年10月1日は中国の建国記念日である「国慶節」で、1週間の連休となります。この期間多くの中国人は帰省をしたり旅行にでかけるため、毎年の中国の風物詩となっています。
西安駅に入場するため多くの人たちが列をなしています。
駅前の大通りで乗用車とバスの事故を目撃しました。これも中国の風物詩ですね。
さて、今回私は列車でなくバスで移動します。西安から慶陽を結ぶ列車は開通していないためです。
西安駅前に大きなバスターミナルがありますが、こちらも長い行列です。
乗車券を買う窓口です。近年は長距離バスもスマホのアプリで購入でき、慢性的な窓口の行列はほとんど解消されています。
バスターミナルにも改札口があります。乗車券をかざして通ります。
これが私が乗車するバスです。「西峰(シーフェン)」は慶陽市の中心地にある行政区です。
長距離バスに乗って、時刻が合っていたためしがないような気がします、、、
8時40分頃、バスは西峰に向かって発車し、お昼頃に陝西省咸陽市永寿県にある永寿サービスエリアで休憩しました。
腹が減りましたが、車中で催したくないため、バス移動の際は朝から何も食べないようにしています。
15時、西峰バスターミナルに到着しました。
白タクで北石窟寺へ
バスターミナル前に白タクが集まっていたので、その中のひとりに話しかけ、「北石窟寺(ベイシークースー)」への往復を頼みました。
白タクは15時10分くらいに西峰バスターミナルを出発、30分ほどで「北石窟寺」に到着しました。
北石窟寺は周囲がテーマパークとして開発されているようです。
今日はまだ何も口にしていないので、写真には撮りませんでしたが、「肉夹馍(ロウジアモ)」を買って食べました。
園内は広々として、見どころが色々あるようです。
なかなかの人出ですね。
ところで、肝心の石窟がなかなか出てきません。まだ?
北石窟寺じゃなかった
どうもおかしいなと思い、地図アプリを確認すると、私が行きたい「北石窟寺」は私が今いる場所とは別らしい!
本当は下の地図の「①北石窟寺」に行きたかったのですが、私は緑色の「北石窟驿(ベイシークーイー)」というテーマーパークをグルグル周っていたのです。
駐車場に戻り、運転手さんに確認しました。
(スマホの地図を指し示して)私「北石窟寺ってここじゃなくない?」
運ちゃん「ええ?お前はあんなところに行きたかったのか?さっき通り過ぎたよ」
おい!
私は運ちゃんに、自分が行きたいのは北石窟「寺」なのだと説明し、直ちに出発してもらいました。
次回、「北石窟寺」で山の斜面に掘られた仏像の数々を鑑賞します。