2019年10月2日-3日、甘粛省慶陽市に石窟めぐりの旅をしました。
前回は北魏時代に開掘が始まった「北石窟寺(ベイシークースー)」を参拝しました。
甘粛省慶陽市に石窟見物に行く
慶陽の街を歩く
17時半、白タクの運転手さんに慶陽の街まで送ってもらい、今日泊まる宿にチェックインし、ひと休みです。
19時過ぎ、活動開始。
夜の慶陽の街。慶陽は石油の産出で有名だそうですが、慶陽そのものが経済的に栄えているかというと、街の様子を見る限りそうでもない感じです、、、
羊で飲ろうぜ
羊を食べたいと思っていますが、この辺は甘粛省といってもかなり端の方で、文化的には陝西省に近く羊を食べる文化はさほどないかな、と思いながら歩いていましたが、回族の羊料理の店を見つけたので入りました。
(※陝西省でも最北端の楡林は内モンゴル自治区と省境を接していることもあり、羊料理が盛んです)
「手抓羊肉(ショウジュアヤンロウ)」をチョイスしましたが、もう残り少ないということで、「炒烩肉(チャオフイロウ)」をメインに注文しました。
細切りにしたタイプでない手抓羊肉(ショウジュアヤンロウ)は初めて見ました。
骨付き羊肉を茹でたものです。かぶりついていただきます。
「炒烩肉(チャオフイロウ)」。要は肉野菜炒めです。ホロホロの羊がゴロゴロ入っています。タレの味付けが絶妙で酒が進みます。しらたきの食感もいい味出しています。
さらに歩く
うまかったとお店の人に言って店を出て、さらに歩きます。
うむ。いい雰囲気ですね。
慶陽の放送局みたいです。だいぶ古い。
政府ビルはさすがにでかいです。オイルマネーか。
これは怪しい店ですね、、、
怪しい店は素通りし、さらに歩きます。
シメに麺を食べる
よし、ここで麺を食べましょう。
お母さんが子どもに宿題を教えるアットホームな店。
白い麺とほうれん草の麺がありますが、白い麺をチョイス。
「搓搓面(ツオツオ麺)」と言います。搓(ツオ)は「両手を合わせて揉み込む」というような意味だそうです。じっくりこねた麺みたいな感じでしょうか。
慶陽の名物のひとつです。
じっくりかき混ぜていただきます。麺はつるつるしてほどよいコシで、のど越しよくどんどん吸い込まれていきます。
ごちそうさまでした。
宿に戻る
宿に戻ってきました。「上品酒店」。
部屋の写真を撮り忘れましたが、部屋にシャワー室はなく、同じフロアにあるシャワートイレ室でシャワーをする形式でした。
シャワートイレ室というのはトイレ付きユニットバスという意味ではなく、和式トイレの個室にシャワーが付いているというものです。
したがって、サンダルを履いて和式便器をまたいで立った体勢でシャワーをする、というちょっと不便なものでした。
また、それではトイレが水浸しになるじゃないかと思われるでしょう。
確かにそうなのですが、排水溝があり、それに便器にも水が流れていきますし、そもそも中国ではトイレには水をまいて掃除する文化があるので、大きな問題ではありません。
日本にはないでしょうね。郷に入っては郷に従えの精神です。
明日は鎮原县の石空寺の石窟を訪ねます。