2015年の10月1日から7日の期間で、甘粛省の武威、張掖、酒泉、蘭州の4都市を旅しました。
前回は鉄道で武威から張掖に移動し、張掖の街をブラブラしました。
今日の予定はこちら。
10月1日
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[移動]鉄道で西安から武威へ |
[宿泊]寝台車内 | |
10月2日
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[移動]武威駅に到着 |
[観光・宿泊]武威市内 | |
10月3日
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[観光]武威市内 |
[移動]鉄道で武威から張掖へ | |
[宿泊]張掖市内 | |
10月4日 | [観光]張掖近郊・馬蹄寺石窟観光 |
[宿泊]張掖市内 | |
10月5日 | [移動]高速鉄道で張掖から酒泉へ |
[観光・宿泊]酒泉市内 | |
10月6日 | [移動]鉄道で酒泉から蘭州へ |
[宿泊]蘭州市内 | |
10月7日 | [観光]蘭州市内 |
[移動]鉄道で西安へ |
少数民族の生きる地に佇む名刹「馬蹄寺石窟」
粛南ユグル族自治県 馬蹄チベット族郷へ
10月4日の午前7時に起床、張掖のバスターミナルに向かい、馬蹄寺石窟行きのバスに乗車しました。張掖市街から約65キロ、1時間半の道のりです。
馬蹄寺は張掖市の管轄下にある少数民族の居住地域「粛南ユグル族自治県 馬蹄チベット族郷」にあります。
“https://ja.wikipedia.org/wiki/粛南ユグル族自治県” から引用
ユグル族(Yugur, Yughur)、またはユイグー族、ユーグ族(中国語: 裕固族; 漢語ピンイン: Yùgù Zú)は、中華人民共和国に居住するテュルク系・モンゴル系民族、中国政府によって認定された55個の少数民族の一つ。2000年の人口調査で人口が13,719人。ユグル族は90%以上が甘粛省の粛南ユグル族自治県、少数が酒泉市黄泥堡裕固族郷に居住している。人種はモンゴロイドに属する。
粛南ユグル族自治県の東南部に「馬蹄チベット族」と呼ばれる人たちが居住する地域があります。
馬蹄チベット族は他にも祁連山脈沿いのいくつかの点在する地域に居住しているようです。2020年の統計では2,467名の馬蹄チベット族が人々が生存しているとのこと。
中国というと漢民族が大多数ですが、中国政府の公認非公認に関わらず多くの少数民族が存在することは、中国の広大な大地が育む文化の奥深さを感じます。
8時に発車したバスは9時半に馬蹄寺石窟の入口に到着。
馬蹄寺
馬蹄寺を参拝します。
馬蹄寺は北涼時代(西暦397年-439年)に創建されました。天馬が水を飲みに降りてきて足跡(馬蹄)を残した伝説から馬蹄寺の名前が付きました。
赤茶けた山肌に人工的に開けられたと思われる空洞がいくつもあり、中央にお堂が見えます。
山肌にお堂がまさしく「はめ込まれて」います。すごいですね。
狭い通路を伝って登り降りして進みます。
寺院と石窟のエリアは離れているのでバスで移動します。寺院と石窟のセットのチケットを買うと乗れます。
美しい祁連(きれん、チーリェン)山脈。
石窟に進む道は少しずつ勾配が付いてきて周囲の眺めもよくなってきます。
石窟の前には高僧のお墓である白塔が並んでいます。チベット仏教の寺院に多くあります。
チベット寺院の周辺によく見られるタルチョ(旗)もあります。やはりチベット仏教の影響が強い寺院であり、またそういう地域なのだと分かります。
馬蹄寺石窟
石窟内部はやはり通路が狭く、行列ができています。
内部はあまりに混雑していたため、写真撮影することは諦めました。
撮ろうと思えば撮れましたが、それよりは自らの目に焼き付けようと思い、じっくり参拝しました。
ただ、現在あんまり覚えていないのは私の信心の浅さによるものであります、、、、
次回、馬蹄寺石窟エリアの奥をもう少し散策します。