2023年4月、福岡、佐賀、長崎を旅しました。
- 1日目(4月16日):中部国際空港→福岡空港へ。博多、長浜のラーメン店をハシゴ。
- 2日目(4月17日):レンタカーで唐津、呼子港を経由し平戸へ。
- 3日目(4月18日):平戸から吉野ケ里遺跡を経由し久留米へ。ラーメン店をハシゴ。
- 4日目(4月19日):久留米から朝倉、太宰府天満宮を経由し福岡市内へ。
- 5日目(4月20日):福岡市内でうどん店をハシゴし、福岡空港→中部国際空港。
当記事は3日目、平戸をもう少し観光してから、久留米に向かいます。その途中で寄り道して吉野ヶ里遺跡を見学します。
昨日は平戸を観光しました。
時間があったので吉野ケ里遺跡に寄ってみた
濱尾神社(浜尾宮)
4月18日の午前9時、「洋風民宿 グラスハウス」をチェックアウトしました。
昨日平戸で見学できなかった場所をいくつか周ります。
平戸島の北にある「濱尾神社」です。
こちらも寅さんの第20作「男はつらいよ 寅次郎頑張れ!」のロケ地のひとつで、この神社の脇で寅さんが啖呵売をしているシーンがあります。
明治維新の英傑たちがこの場所で会合を開いたという言い伝えがあるそうです。
神社の正面はすぐ海になっています。面白いですね。
幸橋
平戸市街に戻ってきました。オランダ橋とも呼ばれる「幸橋」を見に来ました。
こちらも寅さんに登場します。マドンナ藤村志保と中村雅俊演じるワット青年の家に居ついた寅さんが市場の仕入れから嬉々として自転車で帰ってくるシーンです。
江戸時代、平戸はオランダとの交易をしていたため、欧州の建築様式を取り入れたこのような橋が建設されました。
向こう岸に平戸城が見えます。
地域クーポンでヅケ丼をいただく
11時、平戸島の対岸にある平戸瀬戸市場にやって来ました。
平戸大橋。
市場の建物の2階にあるレストランでランチをいただきます。
ヅケ丼をチョイス。980円也。昨日宿でもらった地域クーポンを使用させていただきました。
ヅケは柔らかくて醤油の味がよく染みていて、とてもうまいです。アゴ出汁をかけてお茶漬けのようにしていただくこともできます。
お世話になった平戸ともお別れです。さらば!
吉野ケ里遺跡
14時半、佐賀県にある吉野ケ里遺跡にやって来ました。
今日の宿泊地は久留米で、平戸から直接久留米に行くつもりでしたが、かなり早く到着しそうでしたので、寄り道して吉野ケ里遺跡を見学することにしました。
入場料460円、駐車場料金310円でした。
弥生時代の集落の遺跡に向かいます。
「環濠(かんごう)」と呼ばれる濠らしいです。いまは人工的に塗り固められていますが、集落を囲むようにこのような溝が造られていたのでしょう。濠の外側には逆茂木(バリケード)が設置されて外敵の侵入を防いだとされています。
南のムラ。
南のムラの広場。
南のムラの祭壇。
クニの貯蔵庫となる「倉」と交易が行われる「市」が立つ区域。
家の中はこんな感じ。
支配者たる「王」の家。
北内郭。支配者が収穫の日取りを決めたり、様々な会合を行う主祭殿。最上階では巫女が収穫の日を占う。
北墳丘墓にある祀堂。祖先の霊にお供えやお祈りをする場所。
立柱。祖先の霊が宿る柱。
墳丘墓。支配者層は「甕棺(かめかん)」と呼ばれる大きめの素焼きの土器に埋葬されました。
出土品の劣化防止や状態維持のための作業を実施中でした。何やらスプレーを吹きかけていました。
年に4回ほどしか実施しないそうで、スタッフの人に「この作業が見れるのはレアですよ!」と言われました。
南北の聖なる軸線
この展示にあるように、これまで見学してきた、南のムラの祭壇、巫女が祈祷をする主祭殿、そして先ほどの祀堂は一直線上に位置します。この直線を南に60キロほど伸ばしていくと、雲仙岳に当たります。
驚くべきことに、あらかじめ方角、方位を計算し建物の配置が決定されていたのです。
さらに、この線と、夏至の日の出と冬至の日の入りの方角を結んだ線が交差するのが北内郭の中心地になるそうです。昔の人は恐ろしいです。
もう少し腰を据えて見て周りたいところですが、そろそろ久留米に向かいます。
次回、久留米でラーメン屋さんをハシゴします。