空き缶集めのメッカを歩いていたら出会った町中華の宝石
2025年4月、名古屋市中村区の「名菜軒」を訪問しました。
18時半到着。待ちなし。店内1割ほどの入り。



今回は最近訪問した「長命うどん 本店」さんにもう一度伺おうと思い向かっていたのですが、歩いていて途中で気が変わり、長命うどんはもう少し後でもいいかな、他にも面白そうなお店はないかしらってんで、始めは四川担々麺のお店にしようと算段していたものが、寸前に「名菜軒」なる台湾人夫婦の営む老舗町中華を発見した次第でござる。
名古屋市でもわりに中心に近いエリアだと思いますが、なんとなくこの辺りは殺伐として、活気を感じられません。
新築の戸建ても散見はされるものの、もともとは古くからの住宅街なので、多くの住人が高齢化して空き家になっているお宅も多いのでしょう。
そんな場所にたたずむ町中華。
温かみを感じる年季の入った店内。
おじさんのふたり組と奥で女将さんが台湾人と思しき青年と談笑しています。






壁中にところ狭しと貼られたメニューとにらめっこした末にチョイスしたのは、
- 沙茶丼:1,350円
- スタミナラーメン:1,280円
合計:2,630円也。
沙茶丼とは初めて耳にするメニューです。果たして沙茶とはいかに?
着席から5分ほどでスタミナラーメンが着丼。
どーん!っgじゅいdhっyひょっ


ホルモンをたっぷり使ったヤサイ炒めが載っています。
スープは味噌仕立てのようですが、ヤサイ炒めから出るホルモンや調味料の旨味が溶け出してより深みのある味わいのスープが実現されています。
麺もうまい!これは当たりダッー!

3分ほどして沙茶丼も着丼。
どーん!しゃーちゃーしゃーちゃーさーちゃどん


一見すると、濃いタレが使われた肉野菜炒め丼。
この濃いタレが面白いお味です。カレーのスパイシーさがありながら、海鮮の風味も感じるもの。
このスパイシーさはターメリック(うこん)かな?

この今までちょっと味わったことのない味わいに舌鼓を打ちながら、丼、ラーメンともに25分くらいかけて完食。長いこと食ってたね。

お会計時に女将さんとご主人と少しお話をさせていただきました。
沙茶丼の味付けに使用している「沙茶醤(シャーチャージャン)」とは、台湾などでよく使われる調味料で、海鮮やいろいろなスパイスを用いて作られているとのこと。このお店で使用している沙茶醤は横浜中華街から取り寄せている特別なものだそう。
御夫婦は2人とも気さくなお人柄で、またぜひ来なさいと言ってくださいました。
他にも面白そうなメニューがあるので、近くに来たらまた立ち寄りたいですね。
ごちそうさまでした。
名菜軒:愛知県名古屋市中村区城主町5丁目22