四川料理の店で四川料理なのかよくわからない羊スープをいただく
2025年8月、名古屋市天白区の「中国料理 川菜」を訪問しました。
18時到着。待ちなし。店内1割の入り。

広々とした店内。カウンター席はなく、すべてテーブル席とお座敷。
このお店はワタシが初めて訪問してから屋号が2、3回変わっています。中国人経営であろうことは変わりませんが、中の人がどんどん変わっていたと思われます。ある時は大陸系中華の店なのにソースカツ丼も提供するという明らかな迷走時期もありました。

「川菜(かわな、チュアンツァイ)」は「四川料理」という意味です。
メニューを見ると、四川料理っぽいメニューがいくつかあります。

というか、最近の中国人経営の中華、いわゆる「大陸系中華」では、従来の日本的な中華以外にも、これまで日本ではなじみのなかったメニューが少しずつ増えているように感じます。普通の日本人客はあまりチョイスしないだろうけど。
「羊雑湯」をチョイス。1,090円也。
メニュー上は簡体字で記載されてます。この時点で日本人にはハードル高いので始めっから日本人向けにやってないのかもしれません。
奥さんが厨房に行って「羊雑湯はできるか」みたいなことを聞いてます。よっぽど普段注文がないのでしょう。なんだかゴソゴソしてる音がして会話が聞こえたあと、奥さん戻ってきて、「できます」とのこと。
注文から10分ほどで着丼。
どーん!

羊雑湯は羊の臓物のスープです。
決して激辛だったりとか、臓物のスープなだけにおどろおどろしい味だったりではなく、わりにあっさりとした、ご覧のとおり真っ白い白湯(パイタン)なスープです。
ただ、羊のいろんな部位の肉が使われてスープが取られているので、独特のコクと旨味があり、どっしりと精がつく感じのするものです。


奥さんは「ご飯アルヨ」と言ってくれたのですが、ワタシが西安に住んでいた頃はこういうスープには白飯でなく、饅頭(マントウ、中身のない肉まん)や餅(ビン、素焼きのパン)などのパン的な粉ものを一緒に食べるイメージでしたので、ご飯は固辞。
今回はスープだけじっくりと味わいことにしましょう。いつも食いすぎやからね。
着丼から22分で完食・完飲。

ごちそうさまでした。
中国料理 川菜:愛知県名古屋市天白区向が丘1丁目1608 ピア向が丘