寡黙なご店主の心のこもったラーメンと炒飯をいただく
※「たけいし」さんは2025年4月末を以て閉業されたそうです。当記事はその2週間ほど前の訪問時によるものです。
2025年4月、名古屋市名東区の「中国料理 たけいし」を訪問しました。
地下鉄東山線、藤が丘駅と本郷駅の間の高架下にたたずむ町中華。素晴らしい雰囲気を醸しています。
18時半到着。待ちなし。店内9割の入り。

聞けば高架の耐震工事のために高架下の店舗の退去を市は進めているそうですが、「たけいし」さんは頑固一徹営業を続けています。
利に聡いだけの粗野で小利口な田舎商人の多いなかで、このような偏屈なお店は少ない印象があります。
このようなお店は陰ながら応援したい。
というか耐震工事ならしょうがない気もしますが笑
また、Googleでこのお店の口コミをみると、
- 無愛想なオーナー
- ワンオペなので遅い
- こちらの注文を無視される
- 料理の味は標準的
なぞセンス皆無のコメントが散見されますが、こういう連中は外食をしないでほしいですね本当に!おまえたちに標準的のなにを云々できるんだよ!失笑!キェーッ!
さて、のれんをくぐりお店に入るとすでに9割の入り。
幸いカウンター奥にリュック置いてる青年に「スミマセン」と声をかけて着席に成功。
右隣にそのリュックを置いていた青年。サラリーマンと談笑しています。
左隣は老齢の男性。瓶ビールで一品料理をやっています。
メニューを見ていると、思いのほか早くご店主からお冷とおしぼりの提供が。
いまがチャンスとばかりに注文!
ラーメン(光麺)と炒飯をチョイス。
合計:1,450円也。
ものの5分ほどで、ラーメンと炒飯がほぼ同時に着丼。
どーん!hhたdhdjfのhvきh






ラーメン&炒飯と格闘していると、左の老齢の男性が、
「ごちそうさま、携帯の番号、変わってないね?」
とご店主に問いかけました。
ご店主は鍋を振りながら、男性には目を合わさずに、
「ああ、変わっていない」
男性は満足したのか、何も言わずに自分の空にした皿やグラスやビール瓶をカウンターに上げると立ち上がり、ついさっき帰った後ろのお座敷の残り皿を片付け始めました。
※いまにして思えば、閉業して休養に入るであろうご店主に連絡先の確認をしておられたのでしょう。
「ごちそうさまでした」と声をかけてお会計。
ご店主がレジにやってきて電卓を弾く様子を見守っていると、最後に税込ボタンが叩かれて1,595円の表示が。
なんだ、メニューの金額は税抜価格だったのか、、、
と思うやいなや、さらにご店主が発したのは、
「1,600円」
エッー!
ごちそうさまでした。
中国料理 たけいし:愛知県名古屋市名東区藤見が丘105