中国のケンタッキー
冬になると、わたしは仕事に行く前に朝食をケンタッキーでよく食べます。
本当は西安ならではのローカルな朝食を食べたいのですが、通勤途中にちょうどよいお店もなく、また朝食は屋外で供される店が多く、この季節のしかも早朝に外で食事するというのは堪えますから、しぶしぶケンタッキーのような暖をとれる所に足が向いてしまうわけです。
ちなみにお休みの日の朝はこんなものを食べています。
https://kang-fu-lu.com/2017/12/09/caijiamo/
日本のケンタッキーでどんな朝食セットがあるのか知りませんが、中国のケンタッキーではお粥、揚げパン、豆乳などなど、中国ならではのメニューが並んでいます。
わたしはたいていこのセットを注文します。
右側のは「芝士鸡肉帕尼尼(ジィシジーロウパニニ)」と言って、チーズチキンパニーニになります。パニーニとは何かわたしはよくわかっていませんが(笑)、チーズと鶏肉をパンで挟んだものです。ハンバーガーより一回りほど小さい感じです。ドリンクは砂糖を入れたホット豆乳です。
なぜこのセットを注文するかというと、安いからです(笑) このセットは8元(136円くらい)。とは言え西安なローカルな朝食なら4、5元くらいで食べられます。暖房代ですね。
中国のケンタッキーは注文の仕方にも特徴があります。スマホから注文でき、会計まで済ませることができるのです。
右上の「自助点餐」から注文をスタートします。「セルフオーダー」のような意味です。
この画面から好きなメニューを選び、会計方法を選択して、清算という流れです。
会計方法は、
- 微信支付(wechat pay)
- 支付宝(alipay)
から選びます。どちらも今の中国社会では欠かせないオンライン決済サービスです。
お店に到着する数分前とかに注文を済ませておけば、店に到着してすぐに商品を受け取れます。カウンターでの順番待ちに並ばなくていいのです。いま日本のファーストフードでこのようなシステムがあるか知りませんが、これはとても便利です。
ちなみに、西安ではケンタッキーのほうがマクドナルドより店舗が多く、元気があるイメージです。中国人は「ハンバーグはなんの肉を使っているかわかったものじゃない」という意識が根強いというのが理由のひとつのようです。