西安近郊「周至県」日帰りの旅、中編です。
前編はこちら!
終南山古楼観景区
ここはこの数年の間に新しくできた道教の寺院で、建物や祀られている像も比較的新しいものが多いです。
いろんな時代の、実在したであろう人、伝説上の人物が多種多様に祀られています。
下は三国志で負傷した関羽の肘の傷を治療する名医「華佗」を描いた絵ですね。
道教とは何かをざっくりと説明すると、中国の様々な地域で古くから伝わる民間信仰が時代とともに広まりながら体系化され、「道教」というひとつの教えになっていったという感じかと思います。
ですので老子のように紀元前の人物もいれば、「趙公明」のように伝説上の人物も、同じ「道教」というひとつのくくりの中で崇拝されている、ということになるのかと思います。
終南山古楼観景区は敷地が広く、ひとつひとつの建物をじっくりと見ていくと1時間半から2時間はかかりそうです。
延生観は、、、
終南山古楼観景区を出て、次の目的地「延生観」に向かうために路線バス「106路」に乗ります。運賃は3元。
農村地帯を走り、「鹿馬」という面白い名前の停留所で降ります。飲食店や商店が立ち並び、商店街になっているようです。
バスが停まった十字路を南へ。のどかでいいですね。
ここは物干し場ですがゴミ捨て場にもなっています。これは汚い。(写真は小さくしています)
農村はのどかでよいですがこのようにゴミの管理などがきちんとされていないことが多いです。
中共にはこの辺りもしっかり指導して欲しいものです。
国道を渡り、あぜ道をさらに南へ、、、
見えてきました!おや?
写真が逆光で見えずらいですが、バリケードが築かれています、、、
延生観は改築工事中なのか、閉鎖されていました。残念。
子供が2人歩いていたので尋ねると、「延世観には入れないよ!」とのこと。
もと来た道を戻ります。
「鹿馬」に戻り昼食をとる
先ほどの商店街で昼食をとることにしました。おばさんがでっかい寸胴で豪快に麺を茹でています。
「烩面片(ホイミェンピェン)」。茹でた麺の切り落としと肉や野菜をスープに入れ、フライパンでガーっと熱々に仕上げたものです。
スープにダシがよく効いていてうまい!農村なだけあり野菜も彩り豊かで栄養満点です。
腹ごしらえが済んだところで「化女泉」に向かいます。後編に続きます。