【西安の麺】岐山臊子面(チーシャンサオズ麺)
麺の国西安の麺シリーズ!みなさん麺を食べていますか!
久しぶりに「岐山臊子面(チーシャンサオズ麺)」を食べました。
陝西省第二の都市「宝鸡(バオジー)市」にある岐山(チーシャン)県の名物で、西安でも広く親しまれています。
とりわけ農村ではお祝いの席やお正月によく食べられるそうです。これを食べないと1年が始まらない、といった感じでしょうか。
これまでご紹介した麺は汁なしが多かったですが、岐山臊子面はこのようなスープ麺です。
スープは「酸汤(スアンタン)」で、すなわち酸味が強く、少し調子が悪く食欲がないかな、といった時にも勧められる味です。
麺はちょっと透明がかった茶色をしており、細く切られていてシコシコ系の食感がします。
具はこれまでもご紹介したことのある臊子(サオズ)。豚肉や人参、ジャガイモの細切れです。
今回入った店はセットメニューがあって、この岐山臊子面と「肉夹馍(ロウジアモ)」、ドリンクの組み合わせで15元(250円くらい)。
ドリンクは「酸梅汤(スアンメイタン)」をチョイス。ほんのり酸っぱい梅ジュースです。わたしはこれが好きなのです。
肉夹馍は一般的なものではなく、煮込まれた細切れの豚肉が入っておりました。本来は角煮です。臊子面の具の分と肉夹馍用の肉を一緒に仕込みしているのだろうと予想されます。
このセットで十分お腹いっぱいになります。
ごちそうさまでした。