スパークス・ブラザーズ
2022年4月20日 水曜日 プライムツリー赤池・TOHOシネマにて鑑賞。
おぼろげですが、昔、フジロックでスパークスを見た記憶があります。
スパークスという名前もその時に初めて知ったのですが、途中で立ち去ることもなく最後まで見続けたので、演奏も曲も良かったのだと思っています。
ショー仕立てで、なんだか風変わりなステージで、見ていて飽きなかったのです。
このドキュメンタリー映画は、当時の関係者やスパークスから影響を受けたアーティストの証言をもとに、スパークスの核であるメイル兄弟の生い立ちから現在までの足跡を追い、「スパークスとは何か?」を導き出すことを試みています。
スパークスの音楽性に比して、メイル兄弟は意外にもLA出身だという描写がありますが、以下のような理由にあるようです。
- (アメリカで目が出ず)イギリスに渡ってヒットを出したのでイギリスのバンドと思われた
- キーボードを弾いている男(ロン:兄)が奇妙
- ボーカル(ラッセル:弟)はルックスがよく人目を惹くステージアクトだが、歌っている内容が奇妙
一見するとLAらしい陽気さや天真爛漫さを表現しているようで、よく見ると(聴くと)すごいクセのあるのがスパークスの特徴です。
ヒットチャートとは一線を画すサウンドと、よしんば気に入られても次のアルバムでは全く異なる音楽性を打ち出してファンを翻弄。
監督は「ベイビー・ドライバー」のエドガー・ライト。彼は確かイギリス人なので、イギリスでヒットを飛ばした在りし日のスパークスから強烈なインスピレーションを受けたのでしょう。
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