2011年10月、シルクロードの街として有名な観光地「敦煌(とんこう)」を訪れました。
前回は「嘉峪関」を訪ねました。

シルクロードの旅の最後で体力の限界を知る
懸壁長城
嘉峪関から北に数キロ行ったところに「懸壁長城(けんぺきちょうじょう、悬壁长城:シュアンビィチャンチャン)」があります。

万里の長城の一部ですが、勾配の急な山の斜面に駆け上がるかのごとく長城が築かれていることから、「天にぶら下がる壁」という意味の「懸壁」が名付けられました。

ガイドの張さんは「私は入口で待っていますから行ってきて大丈夫です」と言って手をヒラヒラさせていました(笑)。
これは相当疲れます、、、最大傾斜が45度になる場所もあるそうです。

途中、来た道を振り返ります。だんだんと高くなり景色がよくなります。疲れますが、、、

中国は本当に広い。このように何もない土地がゴロゴロあります。

もうちょいですが、ヘトヘトです、、、


やあ、いい眺めですね。満足したので下っていきます。


山のふもとには寺院がありました。


長城第一墩
ここは嘉峪関から南に数キロの場所にある「長城第一墩(とん)」。
今回の旅の最後の史跡になります。

墩(とん)というのは「物見台」のことで、兵士がここに張り付いて敵の侵入がないかなどを見張る場所です。
断崖絶壁にあり、崖の下には「討頼河(讨赖河:タオライハー)」という川が流れています。


この崖の下を眺められるガラス張りの展望室が地下に造られているのですが、写真は撮りませんでした。
理由は正確に覚えていませんが、たぶん私が高い所が苦手なので地下に降りるのを断ったのだと思います(笑)


崖の上から見た討頼河です。

素晴らしい眺めです。わざわざガラス張りの部屋から覗く必要はないのです(笑)。


シルクロードの旅最後の飯
旅ももう終わりです。嘉峪関空港に向かう前に最後の昼食です。



馬さんが選んだ食堂はここです。

出来合いの料理をいろいろ選べる、デリカテッセン的なお店です。




この4種をおかずに、ご飯をモリモリいただきました。

嘉峪関の大衆食堂の食事を堪能したあと、嘉峪関空港に向かいます。

馬さんとは先にお別れし、ガイドの張さんがチェックインを手伝ってくれ、しばらく話をしてお別れしました。
張さんは小学生の男の子がひとりいて、ご主人が敦煌市街でコンビニを経営しているそうですが、敦煌も年々物価が上がって本当に大変なんですよ分かりますか、とこぼされてしまいました。
ひとり身でこんなふうにシルクロード旅行している自分はつくづくのん気なもんだとしきりに痛感、反省する次第であります。

馬さんとは別れ際、肩を組んで写真を撮りました(笑)。

これで悠久のシルクロードの旅は終わりです。
ここまで読んでいただき、大変感謝!
ありがとうございました!
