2016年12月30日から2017年1月2日の期間で、重慶市の郊外にある世界遺産「大足石刻」を訪問しました。
- 0日目:夜、西安駅から鉄道で重慶北駅に向かう
- 1日目:朝、重慶北駅に到着。重慶バスターミナルに移動してバスで大足区へ。「北山石刻」と「南山石刻」を見学して宿泊
- 2日目:「宝頂山石刻」を見学。バスで重慶市街に移動して辛いものを食べて宿泊
- 3日目:「磁器口」を見学。昼食後に江北空港に移動して空路で西安に戻る
今回はその初回となります。よろしくお願いいたします。
鈍行列車(硬座)で西安→重慶はツラい
中国旅情を濃縮した列車の旅
2016年12月30日、西安駅から20時半発の列車で重慶に向かいました。
所要時間約11時間半。
あいにく寝台車両の切符が取れず、硬座(硬めのシートの座席)での移動となりました。
硬いシートに11時間半座りっぱなしは苦行でありました。旅行の計画は早めに行わなくてはならないことを痛感。
とはいえ色々な意味で硬座での列車移動こそ「これぞ中国旅行」といった趣でありました。また別の機会に記事にしてみたいと思います。
12月31日の午前8時に重慶北駅に到着。これから重慶バスターミナルに向かいます。
地下鉄「两路口(リャンルーコウ)」駅で下車。重慶駅の裏手にある重慶バスターミナルへ。
大足(ダーズー)行きのバスに乗車。
11時45分、大足バスターミナルに到着。
重慶と大足の位置関係は以下のような感じです。
大足区は重慶から西に約90㌔の場所にあり、重慶市に連なる一行政区という位置づけになります。
姜鴨麺を食う
まずは腹ごしらえ。バスターミナル近くの食堂に入りました。
見慣れないメニューばかりでしたが、適当に「姜鴨(ジャンヤー)麺」をチョイス。
生姜のガツンと効いた醤油スープの麺。一瞬で食べ終えました。けっこう辛い。
北山石刻
13時、北山石刻(ベイシャン・シークー)にやって来ました。
ユネスコ世界文化遺産に指定されている「大足石刻」は、大足区に点在している以下の石刻群を言います(多分)。
- 宝頂山石刻
- 南山石刻
- 北山石刻
- 石門山石刻
- 石篆山石刻
今回の旅では北山石刻、南山石刻、宝頂石刻の3箇所を訪れました。
階段をえっちらおっちら登っていきます。
到着。チケットを購入し、じっくり拝見していきましょう。
大足石刻において最も古いものは唐代、西暦650年頃のものだとされています。
以来、南宋末期の1279年に至るまで約600年間の歳月をかけて、大足石刻の仏像作品群が制作され続けました。
かつては絢爛豪華な彩色がなされていたことが忍ばれます。
ほとんどが風化されようとしていますが、それでも仕事の緻密さが伝わります。
ピントがズレてしまっている写真が多々あり、申し訳ないです。
カメラ操作に無頓着で、そもそもスマホ撮影なのです。
南山石刻
北山石刻から南に4㌔ほどの場所に南山石刻があります。
こちらは北山石刻に比べて小ぶりです。
石刻までの山道(参道)に風情を感じます。
南山石刻を見学後、宿にチェックイン・ひと休みしてから夕食に向かいます。