2014年11月25日から29日の日程で、チベット自治区のラサ、シガツェ、ギャンツェを訪れました。
前回はシガツェの名刹「タシルンポ寺」を見学し、その後近くのレストランで夕食をいただきました。
今日の予定は↓
11月25日
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[移動]西安から飛行機で青海省西寧を経由し、ラサへ |
[観光・宿泊]ラサ市内 | |
11月26日
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[観光・宿泊]ラサ市内 |
11月27日
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[移動]ラサから車でシガツェへ |
[観光・宿泊]シガツェ市内 | |
11月28日 |
[移動]シガツェから車でギャンツェを経由し、ラサへ |
[宿泊]ラサ | |
11月29日
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[移動]ラサから鉄道で蘭州へ |
体調いよいよ悪く、歩くのもそこそこに
起きるのもおっくうに
11月28日の午前8時起床、身体のだるさは解消しません。
高山病の症状を確認してみましょう。
“https://ja.wikipedia.org/wiki/高山病” から引用
高山病(こうざんびょう、altitude sickness)とは、低酸素状態に置かれたときに発生する症候群。最近では(熱射病や日射病という病名が、より病態を表現した「熱中症」と呼称変更されたように)「高度障害」と呼ぶ場合も多い。概要
高山では空気が地上と比べて薄いため、概ね2400メートル以上の高山に登り酸欠状態に陥った場合に、さまざまな症状が現れる。 主な症状は、頭痛、吐き気、嘔吐、眠気(めまい)である。他に、顔や手足の浮腫、眠気やあくびなどの睡眠障害、運動失調、低圧と消化器官の機能低下からくる放屁などが現れることもある。低酸素状態において数時間で発症し、一般には1日後 – 数日後には自然消失する。しかし、重症の場合は高地脳浮腫(High-Altitude Cerebral Edema; HACE)や高地肺水腫(High-Altitude Pulmonary Edema; HAPE)を起こし、死亡に至ることもある。予防
危険因子として、呼吸器系・心血管系の既往症を持つ者は勿論だが、他に「過去に高山病の症状を呈したことがある者」や「偏頭痛の既往を持つ者」が指摘される。また、海面近くの標高から2500メートルの高地へ1日の内に移動すると発症しやすい。人によっては2000メートル前後の標高でも発症することがある。 血液中の酸素飽和度は、小型のパルスオキシメーターを使って比較的簡単に測定できる。これを使えば、酸素欠乏症に移行する前に予防策が立てられる、と期待されている。
主な症状としては、
- 頭痛
- 吐き気
- 嘔吐
- めまい
- 顔や手足の浮腫
- 眠気やあくびなどの睡眠障害
- 運動失調
- 放屁
が挙げられるようです。
いま改めて思うに、当時の自分が当てはまる症状としては、身体のだるさ≒めまい、運動失調でしょうか。頭痛や吐き気、むくみなどは自覚していなかったように思います。屁も特段たくさんは出なかったと思います。
結果から言えば大事には至らずチベットを後にすることができ、その後体調は回復しました。正確な原因は分かりませんでしたが、慣れぬ旅がもたらす急な体調不良だったのだろうと今は思うようにしています。
ともあれ、このチベット旅行最終日は観光にじっくり集中できなかったのは残念でした。まあしょうがない。
ギャンツェへ
今日の予定はシガツェからラサに戻るのですが、途中シガツェの南東の街、ギャンツェ(江孜)県に立ち寄ります。ギャンツェの標高は3,900メートル。
ギャンツェの説明をwikipediaから引用します。
“https://ja.wikipedia.org/wiki/ギャンツェ県” から引用
ギャンツェはチベットの歴史上ラサとシガツェに次ぐ第三の重鎮であり、街の中心は古都の中心であるギャンツェ・ゾン(宗山)にある。9世紀に吐蕃王朝の後裔がこの辺りの地形の特異さを吉兆だとして山上に砦を建てた。14世紀サキャ王朝時、この地の首領が宮殿と砦を改修してチベット語で「至高無上の王宮」を意味する「傑卡爾孜」とした。江孜はその略称「傑孜」の中国語訛りであり、後に地名となった。清朝時、江孜宗の政府を宮殿内に設けこの山は「宗山」と呼ばれた。
1904年にイギリス領インドからイギリス軍が進軍してきた際に山の中腹に砲台などの防御工事を行ったものの、実力が遥かに勝るイギリス軍に対し、この地を守っていた軍隊と民衆は弾薬も食糧も尽き崖から飛び降りて死んだ。なお香港返還ののちにかけて、「江孜虐殺事件」として、中国共産党などによって喧伝されるようになった(「ラサ条約」も参照)。
江孜県は1960年に設立され、現在はシガツェ市(日喀則市)に属している。
パンコル・チョーデ
10時、パンコル・チョーデ(白居寺)に到着しました。ギャンツェの街の北西にある1418年創建の名刹です。
チベット仏教は派閥が多くあるのですが、パンコル・チョーデにはサキャ派、シャル派、ゲルク派と3つの異なる宗派が共存する珍しいチベット寺院だそうです。
チベットの犬は無防備。
8階建ての大きな仏塔
高さ32メートル、9層建ての白塔。どっしりとした佇まいが安心させます。
内部には十万体を超える仏像が所狭しと供えられ、壁には壁画が描かれています。
撮影は禁止なものの屋上まで上がることができますが、私は体調不良のため断念。
ギャンツェ・ゾン
パンコル・チョーデからギャンツェの街に戻る途中に「ギャンツェ・ゾン」があります。
ここでかつて侵攻してきたイギリス軍との戦闘が起こりました。
ヤムドク湖
正午頃、ヤムドク湖に到着しました。標高4,441メートル!
ヤムドク湖の説明をwikipediaから引用します。
“https://ja.wikipedia.org/wiki/ヤムドク湖” から引用
ヤムドク湖(チベット文字:ཡར་འབྲོག་གཡུ་མཚོ་; ワイリー方式:yar-‘brog g.yu-mtsho; 蔵文拼音:Yamzhog Yumco、中国語: 羊卓雍錯)は、中華人民共和国チベット自治区山南市ナンカルツェ県にある湖で、ナムツォ(納木錯)、マーナサローヴァル湖と共にチベット三大聖湖と呼ばれる。最近はラサの観光の候補地として、訪れる人が多い。
青い空の色と相まって、水の色がなんとも言えず美しいですね。
途中、集落で昼食を取りましたが、体調悪く、何を食べたか覚えていません(笑)。
この後、ラサに到着し一泊しました。私は部屋でじっとしていました。
さらばチベット
11月29日の午前9時半、ラサ駅から鉄道に乗り込みました。
見送りに来たガイドのドルジさんと運転手によくお礼をし、お別れしました。
次回体調を万全にし、また来てみたいですね。
さらばチベット!
チベット旅行記はこれで終わりです。
実は私はこの列車で蘭州で途中下車します。乞うご期待!
ここまで読んでいただき、大変感謝!
ありがとうございました!