らぁ麺 蒼空
2023年7月、名古屋市天白区の「らぁ麺 蒼空」を訪問しました。
13時到着。待ち無し。
こちらの「らぁ麺 蒼空」さんは、さっぱりとして清潔感を保った店内に、時に洋の食材や調味料を用いた大胆な限定麺を提供するなど、老若男女、特に女性にも安心して楽しめるラーメン店として、天白区周辺においては名店として認識されているお店であり、私が普段好んで通っているような、二郎系のドカ盛りラーメン店とは一線を画しています。
というわけで、ワタシにとっては家から近いにも関わらず足が向きにくく、訪問歴はそう多くないのですが、けれどもそれは単に向き不向き、趣味嗜好の違いに過ぎないのであります。
さて、今回訪れたのは、SNS上にて「夏期期間中は『平子らぁ麺』の提供を差し控える」という内容の告知があった由。なんでも営業時間中もスープを炊き続ける必要があり、夏場の店内空調との調整が著しく困難といった理由のようです。
というわけで、「平子らぁ麺」をチョイス。1,000円也。
なお、「平子らぁ麺」の平子とは、平子イワシ=マイワシ、要はイワシの一種だそう。
低温調理と思しきレアーな色味をした大ぶりの豚さんが2枚。インパクトがあります。
獣系のスープにふんわりと漂う魚介の香り。思わず丼に顔を近づけて鼻を鳴らします。お行儀が悪いですが抗うことはできず。
レンゲでスープを転がしてみれば、獣と魚のスープの色合いの違いが美しいコントラストを映します。
中細麺(という認識でよいのか)がよくスープにからみ、「けれどもラーメンの主役は俺なんだよ」とばかりにじわじわとアピールしてきました。
ごちそうさまでした。
給仕をされていた女性が店内を常に小走りで奔走されていたのには「ゆっくりやってもらってええんやで」と心の中で語りかけ、お店を後にしました。
らぁ麺 蒼空:愛知県名古屋市天白区井口1-2012