名古屋ビザセンターにて中国観光ビザの申請をする
日本だけどこの空間だけ中国。それが名古屋ビザセンター
2024年2月、名古屋市中区の「中国名古屋ビザ申請センター」を訪問しました。
訪問の目的は中国の観光ビザの申請です。
申請準備についてはコチラ。
午前10時ちょっと前に到着。待ち多数。
失敗した!もっと早く来ればよかった、、、
入口奥に申請窓口がありベンチは満席で、ただ立っている人や列を作って並んでいる人たちもいます。
その列は弧を描くように入口すぐにある受付に続いていますが、受付には誰もいません。
何のための行列なのか、そも申請窓口に到達するために従うべきルールなどはもちろん掲示されておらず途方に暮れましたが、とりあえず無人の受付に続く謎の列に並ぶことにしました。
ワタシのすぐ前に並んでいる男性は同じエレベーターに乗ってきた人だったので勇気を出して話しかけてみると「自分もよく分からない(苦笑)」との返事が。
打ち解けて少し会話をすると、その30代くらいの男性は中国東北地方出身で家族とともに日本に移住し10代で日本に帰化したそう。親戚に会いに中国を訪問するため観光ビザを申請しに来たとのこと。
その男性が列のさらに前の人に尋ねてくれたところ、受付で整理券をもらうための列だそうで、とりあえずこの列に並んでいれば大丈夫そうです。
しばらくしたら窓口の奥から中年のおじさんが出てきて、受付の先頭で待っていた男性と話し始めました。処理再開のようです。
申請書類は入念に事前チェックしておこう
受付のおじさんはみんなが持参した申請書類を大まかにチェックして、問題なければ整理券を手渡しています。
人によっては申請書類の内容がぐだぐだで、そういう残念な人に説明をしてあげているがために列が進むのが遅くなっています。
その様子を眺めていて分かったのは、
- 証明写真の不備(背景は真っ白じゃないとダメ、規定のサイズと違うなど)
- パスポートのコピーの不備(A4用紙じゃないとダメ)
- 名古屋ビザセンター以外のフォーマットで申請書を作成した(東京、大阪用がある)
など。
③の人は受付のおじさんに「ここは名古屋ですよ」と言われていました。傑作でした。
申請書類の内容がぐだぐだな人に限ってなんやかやと質問して引き下がらない傾向があります。こういう人たちは日本のパスポートを持ってはいますが、日本語はカタコトです。
受付のおじさんや申請者の多くも日本語がカタコトにも関わらず日本語でやり取りしているのが日本人ネイティブからすると解せません。
さっさと中国語で会話せえよ、と思わずにはいられませんが、「カタコト」かどうかは日本人ネイティブにしか分からないニュアンスだからしょうがないのかな?
逆にワタシが中国現地で相手が日本人と知らずにお互い中国語でやり取りした場合を考えてみます。
難しいシチュエーションですが、こういった思考作業もインターナショナルな状況において相手を思いやるという点で必要な経験かもしれません。
いや、さっさと中国語で会話せえよ。
整理券をもらったら一時退避
こんな感じで列に並んで1時間半、ワタシの申請書類はとくに何も言われずに整理券を入手できました。
時刻は11時半。いま窓口で申請している人はまだ10番代。ヒェーッ。
自分の番は当分来ないでしょうからメシ食いにいきましょう。
無事に申請受理。1週間後にビザ受領
メシから戻るとちょうどベンチが1席空いていたので着席して待機。
15時半、やっと自分の番に。
ちなみにワタシの前に並んだ男性はなんと不受理。帰化したことを証明するために戸籍謄本を提示しろとのことで、別の日に出直しだそうです(この人は三重県から来ていた)。
ワタシの申請書類は一点、「宿泊ホテルの電話番号を教えろ」と言われ、直ちにスマホで予約情報を確認してホテルの電話番号を提示し、窓口の女性が手書きで記載していました。
他にとくに問題はなく、無事に引き渡し票をゲット。
記載の期日までに電話連絡がなければビザ発行OKとなり、期日以降の日にパスポートを取りに行くという流れです。その時に記載の料金を支払います。
やれやれ、半日がかりでした。
今回の教訓としては、
- 受付開始の9時までに到着しておくこと
- 申請書類は前日までに入念なチェックを(証明写真の規定、印刷はすべてA4サイズで等)
- 待機中の時間を有効につかう準備(読書、PCなどの作業道具)
以上、ビザ受取編、渡航編に続きます・・・
なお、アイキャッチ画像は昔訪れた新疆ウイグル自治区クチャのお店の写真です。
中国ビザ申請 名古屋ビザ申請センター:愛知県名古屋市中区錦1丁目5−11 名古屋伊藤忠ビル 4 階