名古屋ラーメン業界を支配する製麺所が手掛けるお店でつけ麺をしばく
2024年8月、名古屋市中川区の「麺はやし」を訪問しました。
18時半到着。待ちなし。店内7割ほどの入り。
お店の裏手は新幹線の線路です。数分ごとにビュゴーンという音がこだまします。
名古屋の多くのラーメン店が使用している林製めん所が手掛けるお店だそうです。
林製めん所もこのお店の近くにあります。
お金かかっていそうな佇まいですね笑。
店頭ののれんやメニューに「蒸」という字があしらってあります。
麺を茹でたあとに蒸籠で蒸す工程を加えたメニューがこのお店の推しらしいのですが、今日はパス笑。
食券制でなく口頭での注文制。
ちょっとメニューを拝見します。
つけそばの麺相盛(あいもり)の大盛をチョイス。
1,100円也。
相盛の大盛にすると「つるもち麺」と「つるしこ麺」が150㌘ずつ提供されます。
これがその「せいろ蒸しつけそば」。
現状はちょっと賛否両論あるみたいなので、もう少し時を待ち、評価がこなれてきたらまた再訪していただきたいと思います。
つけ麺の食べ方指南。
製麺所の経営なだけに、こういった資料からも麺に対する愛情が伝わってきます。
ワタシの入店直前にグループ客が入店されていたこともあり、着席から17分ほどで着丼。
どーん!めんめんめんめんめんめんどうこてつきつけめん
これは極めて個人的な意見なのですが、右利きのワタシにとって、つけ汁の碗が左にあるほうが食べやすい気がします。
近隣にある「つけ麺丸和 尾頭橋店」さんではつけ汁が左で提供されます。
だからといって「逆にして出せや」というのは左利きの人にとって食べにくくなるし、そもそも右利きの人でもこのままで食べやすいという人もいるだろうわけで、これを強く主張する気はありません。
閑話休題。
さっそくいただきましょう!
麺をよく見ていただくと違いがあるのが分かります。
手前がつるしこ麺、奥がつるもち麺(だったはず)。
豚さんは煮豚ではなくチャーシューな様子。本格的です。
つるしこ麺とつるもち麺は食感に明らかな違いがあり、食べていてとても面白いです。
つるしこ麺はサクッと歯切れのよい咀嚼のしやすさで一瞬でなくなり、いっぽうつるもち麺は非常に弾力性のつよいもので濃厚なギョカトン汁がよくからみます。
オーソドックスな魚介豚骨スープのつけ汁。
酢橘(すだち)。途中で麺のうえに絞ってかけてもいいし、つけ汁にしぼっていただいてもOK。
さわやかな酸味が濃厚つけ汁にすっきりとした味変をもたらします。
麺と豚さんを平らげたあと、あさりで取ったスープ割りを加えていただき完飲。
ごちそうさまでした。
麺はやし:愛知県名古屋市中川区尾頭橋2丁目20−17