饸饹(ハーラー)をいただく
この写真を見ますと何やらソース焼きそばのように見えますね。
ソース焼きそばとはちょっと違います。
これは饸饹(ハーラー)という陝西省の麺料理のひとつです。麺を茹でた後、辛めの醤油や酢などで味付けし、野菜とからめたものです。
ハーラーと他の麺は何が違うか?
それは他の麺が小麦粉を練って伸ばして麺状にしたり、包丁で切ったり薄く削いだりして作るのとは異なり、ハーラーは小麦粉の塊を特製の器具に設置し、片方から押し込むと反対側に空いた穴からニュルっと麺状になって出てくるものです。
そう、ところてんのような作り方をしているのです。他の麺がもっちりした食感だとしたら、ハーラーはちょっとボソッとしています(笑)
小麦粉の塊まで作ってしまえばいいので、労力が少なくて済むという作り手側の利点はあるかもしれません。わたしはたまに食べます。
ハーラーに用いる麺は普通の小麦粉のものともうひとつあり、それは「荞面(チャオメン)」と呼ばれる種類のものです。黒っぽい見た目は日本そばに似ています。味はそんなに似ていません。
わたしはこちらの黒っぽいチャオメンのハーラーをよく好んで食べます。近いうちにご紹介します。