香织寺(シャンジースー:香積寺)は706年、浄土宗の開祖の一人である「善導和尚」の功績と功徳を記念し創建されました。
香積寺
唐代の詩人「王維」が「过香织寺(香積寺を通り過ぎ)」という詩を詠んだ事でも有名です。
日本においても香積寺は浄土宗発祥の地として知られ、日本の浄土宗の信者から善導和尚の像が贈られるなどし、交流が持たれています。
訪問記
香積寺は西安市街のやや南西に位置し、市街地からは少し外れた場所にあるので、ローカル色たっぷりの住宅街の食堂で現地の人たちと食事をするのにも適しています。
私が香積寺を訪れた時は雨が降っていました。雨の香積寺です。
だいぶ土砂降りでした。仕方ない。
旅先で大雨ということもあります。皆さんも最低限の雨具の準備は整えて旅に出ましょう。
雨の中、お線香の煙が漂っています。
だいぶゴミが散らかってますが、、、
王維の詩で有名な香積寺。香積寺にちなんだ詩を刻んだ石碑をこちらで見ることができます。
少しは片付けましょう。
説教のスケジュールが張り出されていました。
雨は雨で、雨ならではの風情があります。
奥に見えるのが「善導塔」でしょう。
少し霧がかっていて幻想的です。
日本から送られた石碑のようです。
この寺院の建物は創建後に焼失し、建て替えられましたが、ひときわ目を引くこの「善導塔」のみ当時のままで現存しています。
もちろん修復は多く施されているでしょうが、唐代の面影残る(私の想像に過ぎませんが)とても雰囲気のある仏塔だと感じます。