2016年の9月、寧夏回族自治区の銀川市を旅しました。
- 1日目:前夜から鉄道で西安から銀川に移動。寧夏回族自治区博物館、南関清真寺(モスク)を見学し、銀川市街を街ブラする
- 2日目:西夏王朝の陵墓「西夏王陵」、銀川市内の仏教寺院を見学する
- 3日目:旧石器時代の遺構や明代の長城が残る風景区「水洞溝」を見学する
前回は西夏王陵を見学しました。
西夏が仏教を保護したので銀川には仏教寺院も多い
海宝公園
9月17日の14時半、銀川市街の東側にある「海宝公園(ハイバオゴンユエン)」にやってきました。
海宝塔寺
海宝公園の園内に「海宝塔寺(ハイバオタースー)」があります。
海宝塔寺の創建当時のことを記した文献は見つかっておらず、いつ出来たかは不明だそうです。
五胡十六国時代、匈奴系の「夏(西暦407 – 431)」を興した「赫連勃勃(かくれんぼつぼつ、ハーリェンボーボー)」の時代、塔を修復したことが記録されていることから、すでにこの時代には海宝塔が存在していたことが分かります。古い。
お堂の背後に塔がそびえているのが見えてきました。
海宝塔
寺院の中心部に海宝塔が立っています。
塔の台座が5.7㍍、塔の高さ19.7㍍で、九重ですが、内部は11階建てになっています。
記録の少ない海宝塔ですが、清代の1712年と1778年にこの地を襲った地震のため大規模な修復がなされたようです。
1,600年以上(?)の長きの間、海宝塔は銀川の様子をいまも見守り続けています。
次回、「承天寺塔」を見学して晩飯です。