2016年の9月、寧夏回族自治区の銀川市を旅しました。
- 1日目:前夜から鉄道で西安から銀川に移動。寧夏回族自治区博物館、南関清真寺(モスク)を見学し、銀川市街を街ブラする
- 2日目:西夏王朝の陵墓「西夏王陵」、銀川市内の仏教寺院を見学する
- 3日目:旧石器時代の遺構や明代の長城が残る風景区「水洞溝」を見学する
前回は銀川市内にある「海宝塔寺」を見学しました。
歴史の情緒を感じる銀川の仏塔
承天寺塔
9月17日の16時前、「承天寺塔(チャンティエンスーター)」の入口に到着しました。先ほどの海宝塔寺の南、鼓楼のちょっと西に位置します。
ちょっと紛らわしいのが、ここは「承天寺塔」で、承天寺の塔、という名称で、一方、先ほど訪れたのは「海宝塔寺」。海宝塔のあるお寺という名称です。
寺が先か塔が先か、より重要に位置づけられているかで名称が変わるのでしょうか。
塔が見えてきました。
承天寺塔は八角形の11階建て、高さ64.5㍍。
西夏時代の1050年に創建。清代の1739年に大地震に見舞われ壊滅的な被害を受けましたが、1820年に修復をしたと記録されています。
院内の一室で書画の展示をやっていました。
何がどういいのか勘所はさっぱり分かりませんが、単にじっくり見るのは嫌いではありません。気分が落ち着きます。
白酒を飲みながら羊を食うが撮影し忘れる
承天寺塔を見学したあと、昨晩も訪れたフードストリートにやって来ました。
ちょっと大きめの白酒の瓶を買いました。度数43%と記されています。量は確か半斤(250ml)だっと思います。
私はこのくらいの量であれば、まあ気持ちよく飲めるラインで、これ以上になるといけません。次の日に影響が出ます。脳細胞への影響は、まあ時すでに遅しでしょう。
テーブルと椅子の緑は回族の色です。
羊肉の炒めものをいただいたのですが、なぜか写真に納めておらず、残念の極みでありました。
お酒はぜんぶ飲みきったと思います。
銀川の鼓楼
食後、ようやく日が暮れ、辺りが暗くなってきました。ライトアップされた鼓楼が美しいですね。
広場でなにかイベントをやっていました。
少年少女合唱団が歌っているのかと思ったら、よく見るとみんないい歳した感じの人たちでした。
季節もよく、カラッとしていて外を歩くのが本当に気持ちいいです。そんなシルクロードの夕暮れでありました。
次回は最終回。銀川郊外にある「水洞溝(シュイドンゴウ)」風景区を散策します。