2017年1月27日から2月1日の日程で、新疆ウイグル自治区のウルムチ、クチャ、トルファンを訪れました。
- 1日目:早朝、西安咸陽空港から飛行機でウルムチへ。深夜、仏教寺院に初詣に行く
- 2日目:ウルムチ空港から飛行機でクチャへ。クチャの街を散策
- 3日目:クチャ郊外のスバシ故城 、塩水溝、キジル千仏洞、クズルガハ烽火台を見学
- 4日目:クチャ近郊のクチャ王府、クチャ大寺、亀茲故城を見学し、夜、列車でトルファンへ
- 5日目:早朝にトルファンに到着。高昌故城、アスターナ古墳群、交河故城を見学
- 6日目:トルファン近郊の艾丁湖、苏公塔、ハサンさんの家、トルファン博物館を見学し、夕方、列車で西安へ帰る
前回はクズルガハ烽火台を見学してからクチャ市街で食事をしました↓
クチャ市街の名所旧跡をめぐり、夜トルファンに向かう
清の乾隆帝が造らせた「クチャ王府」
1月30日の14時半、クチャ王府にやって来ました。
今日の予定は21時半の列車でクチャを発ち、トルファンに向かいます。
少し時間に余裕があるので、午前中はクチャ飯店でゆっくりし、お昼にチェックアウトしてからこちらのクチャ王府にやって来ました。
クチャ王府はクチャ飯店から路線バスで20分くらい、西に8㌔ほどの場所にあります。
クチャ王府は、1759年に清の第6代皇帝である乾隆帝が、内乱の平定に功績のあった当地のウイグル族への激励・報奨のために漢民族の大工を派遣して造らせました。
建物の外観からはウイグルの建築様式の他、中華やロシアの様式もがうかがえ、現在は「亀茲博物館」としても利用されています。
ここには清朝から封じられたクチャ王が代々居住しており、1759年の第1代から第12代の王まで、当地での王政は約250年続きました。
2014年に第12代のクチャ王が亡くなった時は「中国最後の王」としてニュースにも取り上げられました。
クチャ大寺
クチャ王府から東に1㌔ほどのところに「クチャ大寺」があります。
カシュガルのエイティガール寺院に次いで、新疆ウイグル自治区で2番目に大きなモスクです。
15世紀に創建された当初は建物は土造りだったようですが、17世紀に入り木造に建て替えられましたが1923年に大火事で消失。1931年に現在の寺院が建てられました。
可能であれば中を見学したかったですが、残念ながら門は閉ざされていたため諦めました。
クチャ市街(東の方角)に歩いて戻ります。
買い食いします(笑)。
通りすがりに見えたモスク。壁に刻まれた幾何学模様の細かさといったらないですね。
住宅街があったのでちょっと歩いてみます。
レンガというか、土で造られた家屋がほとんどです。
「亀茲故城」と呼ばれるかつて当地にあった王朝の城跡です。前漢から宋代まで長く続いた王朝でした。
羊串と麺を食う
17時頃、繁華街に戻ってきて食堂に入りました。
いただくものは昨日と一緒(笑)。というか毎日これですね。
羊串。香ばしく肉肉しいもの。ビールが飲めないのが残念。
麺も本当にうまいです。ゴロゴロした羊肉が混ざっているのが嬉しい。
これからクチャ駅に向かい、トルファン行きの列車を待ちます。
クチャ駅
19時、クチャ駅にやって来ました。空はまだ明るいですが確かに19時です。
私が乗る列車は21時30分頃到着予定。ちょっと早く来すぎましたがしょうがない。
ありがとうクチャ!さらばクチャ!
次回、トルファン郊外の史跡を観光します。