biangbiang面(ビャンビャン麺)
麺の国西安の西安の麺シリーズ!今回は有名なbiangbiang麺です。
西安の名物としてまず真っ先にあがるのがこの「biangbiang麺(ビャンビャン麺)」ではないでしょうか。
アルファベットで書かれるのは、漢字がとても難しいからです。
(“百度百科”から引用 )
こんな文字はさすがにパソコンでは表示できません。
さて、このビャンビャン麺は、
- 幅広麺
- 麺台に麺を打つ時、「ビャンビャン」という音が鳴る
というような特徴があります。
幅広麺は「软面(ルアン麺:柔らかい麺)」とも言い、ビャンビャン麺の他にも色々な種類があります。
拉条子などの麺は麺台に叩きつける時の音が、「バンバン!」と威勢のいい音が鳴りますが、ビャンビャン麺は幅広麺であるため、薄く長く伸ばした麺が弦楽器さながら「ビャンビャン」という感じに聞こえる事からこの名が来ているようです。
こちらがビャンビャン麺。トッピングはいつもの「油泼(ヨウポー) + 杂酱(ザージャン)」。
じっくりとかき混ぜます。
幅広の麺だということがお分かりになるでしょうか。
以前に「扯面(チャー麺)」をご紹介しましたが、それよりは少し厚みがあります。
幅広で柔らかな麺がトッピングのソースとねっとりと絡んで心地よい食感です。
油泼は唐辛子の上に熱い油をかけたもの、杂酱はいわゆるジャージャン麺の肉のソースです。
この二つが合わさるとミートソースのような味になると感じるのは私だけでしょうか。
この幅広で柔らかな麺とミートソース(のような味)が絡むと、ちょうどラビオリを食べているような感覚を覚えます。
これもシルクロードならではの味と言えるのではないでしょうか。言えない?