2018年12月30日から2019年1月1日にかけて、山西省の臨汾市と運城市を旅しました。
前回は中国古代神話の君主「堯(ぎょう)」を祀った「堯廟」を訪ねました。

宿の場所が分からず途方に暮れる
大雲寺
16時半、堯廟を後にし、バスで「大雲寺(大云寺:ダーユンスー)」に向かいます。
陽が落ちてきて、一段と寒くなりました。
17時頃、大雲寺前に到着しました。木々の向こうに塔が見えます。

大雲寺(大云寺:ダーユンスー)は唐代の西暦632年の創建です。

この塔は「金頂瑠璃宝塔(金顶琉璃宝塔:ジンディンルーリーバオター)」と呼ばれています。高さは39.5メートル。唐代に建てられたものです。

大雲寺はまたの名を「鉄仏寺(铁佛寺:ティエフォースー)」と呼ばれ、1695年に起こった大地震によって被災し多くが倒壊しましたが、1715年には大部分の修繕が叶いました。


またの名を鉄仏寺
鉄仏寺の名は、当寺院に鉄製の釈迦仏の頭部が収められていることに由来しているのですが、今回は鉄のお釈迦さまを参拝することはできませんでした。




鼓楼
大雲寺のそばには臨汾市街の中心である鼓楼があります。
この鼓楼は高さ43.76メートル、楼は北魏時代に創建されたもので、鐘は金代の1196年に鋳造され、2,500キロあるそうです。

時刻は17時半過ぎ、今日の宿に向かいましょう。バスで宿の近くまで向かいます。
宿の場所が分からず途方に暮れる
18時頃、バスを降車し宿の最寄りのはずの場所まで着いたのですが、肝心の宿の場所が分かりません。ムム、、、?
「临汾德斯凯商务酒店(リンフェン・ダースーガイ・シャンウー・ジョウディエン)」

周辺は大通りを裏に入った人通りのない一帯で、すでに日が暮れて街灯も乏しく、スマホの指し示す情報だけを頼りに歩みを進めますが、ホテルらしい灯りが一向に見つかりません。
予約する時の印象では比較的大きいホテルという感じだったので、見当たらないというのは不自然で、途方に暮れてしまいました。寒いし、、、

地図上、道はここで途絶えていて、この建物以外何もない、、、

しょうがない、宿に電話するかと思ったら男性が2人歩いてきたので、すかさず尋ねたところ「ここ↑の裏だよ」と教えてくれました。なんと、裏に行けるのか、、、
教えてもらった通り↑の写真の建物の裏に回ったところ、大きな広場が現れ、さっきの建物の真裏に別の建物がありました。これか、、、

チェックインを済ませて部屋に入ると、思いがけずよい部屋でした。暖房が効いてて暖かい、、、
値段も安かった記憶があります。100元(当時で1,600円くらい)しなかったと思います。

トイレ兼シャワー室。
シャワーすると便器が水浸しになるタイプでした(笑)

ひと休みした後、飯を食いにでかけます。ルームサービスやホテルのレストランもやってるよと言われたのですが、高かったのでやめました。

写真だと分かりづらいですが、比較的新しく、キレイです。

広場の向こうに光り輝くお堂が見えます。先ほど迷子になっていた時には考えられないほど明るいです。
でも誰もおらず、人が来るような場所でもないので、電気がもったいないと思います、、、とても寒かったので近寄るのはやめました。

温かい食堂で飲ろうぜ
大通り沿いに食堂が数軒あったのを見たので、そのうちの1軒におじゃましました。おばさんが熱いお茶を出してくれました。温かい、、、
お酒をいただきます。ラベルが剥がれていますが、気にしません。


过油肉(グオヨウロウ)です。うまいです。酒がすすみます。

肉浇面(ロウジャオ麺)。暖かい、、、

長い一日が終わりました。

明日は運城市に移動します。
