こちらでは西安の麺料理に数多く種類のある「味つけ」についてまとめています。
西安の麺まとめ(味付け)
麺の味付けも多岐に渡るが、ベースとなるのは酢、醤油、塩、鸡精(鶏精:ジージン。鶏ガラスープの素。粉末調味料)など。事前にリクエストすれば、酢多め、塩なしなどの融通が利く。
油泼面(ヨウポー麺)
唐辛子の上に煮えたぎった油をかけて食べる。陝西省の麺料理の代名詞。辛いのがイヤなら唐辛子はなしにもできる。
干拌面(ガンバン麺)
ミートソースのように刻んだ肉(豚肉)にとろみをつけたものをかけたり、あるいは以下のように臊子と呼ばれる野菜や肉の小さい角切りをかけて食べる。はっきりとした定義は不明。
回族の店(イスラム食堂)の干拌面は見た目はほとんどミートソース(牛肉)そのもの。味はちょっと違う。
素臊子干拌(スーサオズガンバン)
ニンジン、ジャガイモなどの角切りを臊子(サオズ)と言い、これをかけて食べる。
肉臊子干拌(ロウサオズガンバン)
煮込み肉の小さな角切り入り臊子。
杂酱面(ザージャン麺)
北京や岩手の名物でもある。甘く煮た豚肉入りのソースをかける。
剁椒面(ドゥオジャオ麺)
剁椒酱(ドゥオジャオ酱)と呼ばれる調味料をベースに、ニンニクのみじん切りや各種野菜を加えてソースとする。
西红柿炒鸡蛋面(シーホンスィーチャオジーダン麺)
その名の通り「西红柿炒鸡蛋」をかける。
浆水面(ジャンシュイ麺)
スープ麺。
蘸水面(ジャンシュイ麺)
つけ麺。タレと言った方が近いドロっとしたピリ辛スープに幅広麺をつけていただく。注文は麺の本数単位(根。ゲン)で行う。浆水面との発音の違いをはっきり言い分けられればあなたも中国人。
摆汤面(バイタン麺)
つけ麺。スープは酢がメイン。
炮仗面(パオジャン麺)
青海省の回族のお店で広く提供される。
青海省で食べた炮仗面は、日本の焼うどんのように茹でた麺を各種野菜と炒めたものだが、西安で食べた炮仗面はスープの分量が多く、西安向き(?)にアレンジされたもののよう。
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