中国本場の蘭州牛肉麺を味わう
2023年9月、名古屋市中村区にある「四川料理・蘭州ラーメン 牛王 本陣駅前店」を訪問しました。
11時過ぎに到着。待ち無し。
名古屋市のプレミアム商品券が使えるのでやって来ました。
「蘭州ラーメン」とは、中国では「蘭州牛肉麺」とか「中国蘭州牛肉拉麺」などと呼ばれ、甘粛省の省都「蘭州市」の名物麺です。
甘粛省はちょうどシルクロードの道筋に当たり、中国の9割以上を占める漢民族の文化とは一風変わった、イスラムの雰囲気の漂うエリアが多く存在します。
蘭州ラーメンもイスラム教を信仰する「回族」が編み出した麺料理とされ、蘭州ラーメン店の多くは回族の人たちにより経営されています。
蘭州牛肉ラーメンをチョイス。880円也。後で替え玉(280円)をしたので合計:1,160円也。
麺の太さ、形状を9通りの中から選べます。「蕎麦棱(チャオマイレン)」をチョイス。これはお蕎麦の実(蕎麦殻)に見える打ち方で、断面が三角形のような感じになります。
スープがからみやすくなって美味しいと個人的には思っています。
来ました!
上で述べた通り蘭州ラーメンはイスラムの料理ですので、豚は用いず牛でスープを取り、具材は牛肉、大根、香菜(パクチー)、にんにくの芽もしくはネギと決まっています。
「一清、二白、三緑、四紅、五黄」と言われ、
- 一清:澄んだ牛のスープの清
- 二白:大根の白
- 三绿:パクチーなどの緑
- 四红:ラー油の赤
- 五黄:麺の黄
のような意味になります。
とりあえずいただきましょう!
麺の形状をみると、真ん中に筋が通っていて断面にすると三角形に見える(見えそう)という意味が分かるでしょうか。これが「蕎麦棱(チャオマイレン)」ですね。
麺の食感はプリンプリンとしてコシがあり、スープと小麦粉の風味が鼻孔を優しく抜けていきます。
替え玉(280円)しましょう!お次は「韭叶(ジョウイエ)」をチョイス。
ニラの葉という意味で、ヒラヒラの向こうが透けて見えそうな薄い打ち方の麺です。
スープも付いてきました。ありがたい!
これが「韭叶(ジョウイエ)」の打ち方です。薄ーい感じなのがお分かりでしょうか。
「蕎麦棱(チャオマイレン)」の麺のコシがよく感じられる食感なのに対して、「韭叶(ジョウイエ)」の方はモチモチ感をよく味わえるものとなります。
大盛と替え玉は同じ値段(280円)なので、替え玉をして違う打ち方の麺を楽しむほうがオススメですね。
ごちそうさまでした。
蘭州牛肉麺に関する記事:
四川料理・蘭州ラーメン 牛王 本陣駅前店:愛知県名古屋市中村区本陣通3丁目40−1 アベニュー本陣